人文学部では8月7日に、静岡キャンパスで高校生を対象にした「人文学ワークショップ」を開催しました。人文学部で学べる「地域マネジメント」「グローバル?コミュニケーション」「クリエイティヴ?カルチャー」の3つの領域の研究を体験しながら、人文学の魅力に触れてもらおうと開催したものです。
当日は高校生23名が参加し、事前に選択したテーマごとにグループに分かれてアシスタントの学部生と一緒に課題に取り組みしました。
「地域マネジメント?ワークショップ」では、テクノロジーを観光に活かすアイデアを出し合い、また地図を活用しながら身近な地域の特色や魅力を探しました。「グローバルコミュニケーション?ワークショップ」では、南の国の生活を通して生活の豊かさについて考え、また他者?他国の文化を理解することで自文化を見直すことを学びました。「クリエイティヴカルチャー?ワークショップ」では、遺跡から出土する骨を手がかりに動物と人間の関わりを探り、江戸時代の料理書を読み解きながら伝統的な食文化に触れました。
参加した生徒からは「食わず嫌いをするのではなく、まずは行動する、足を運ぶことの重要性を感じた」「文化の違いは自分が思っているより多くあるということが分かり、もっと自分の目で見て経験したいと思った」「昔の人が考えた料理のレシピは今の人が作っている料理とどれほどの違いがあるのかという話を聞き、自分の研究の参考にしたい」といった声が聞かれました。また、「実際に大学で授業を体験することができ、高校では学ぶことができない内容を勉強することができた」といった感想が多く聞かれ、人文学の研究を体験してもらうことができました。