観光学部の学生が「全国スペイン語弁論大会」で準優勝しました

観光学部観光学科1年次生の西山紗和さんが、12月17日に天理大学杣之内キャンパスで行われた「全国スペイン語弁論大会」で準優勝しました。天理大学が主催する本大会は、語学教育や社会問題、自身の経験などさまざまなテーマについてスペイン語で発表するもので、全国から11名の学生が参加しました。

本大会に向けて、語学教育センターのシプリアン?サンティアゴ准教授と結城健太郎教授による指導を受け、日本語で作成した原稿をスペイン語に翻訳してよりネイティブに近い自然な発音、口調を目指して練習を重ねました。「日本におけるオーバーツーリズムとその解決策」と題したスピーチでは、自らの地元である藤沢市や奈良県での事例を紹介。観光客の増減を降雨量の変化に例えてオーバーツーリズムの制御が困難であることを説明しました。「観光地で日常生活を送る住民への思いやりを忘れてしまう人が多い。ごみの持ち帰りなどの小さな行動を多くの人が行うことでオーバーツーリズムの問題を減らし、誰もが楽しめる観光を目指していく必要があります」と呼びかけました。

西山さんは、「観光学科で学びたいテーマの一つでもあるオーバーツーリズムについて、高校時代から学んできたスペイン語で発表し、このような結果につなげられて自信がつきました。また、他大学の方の発表を聞いて非常に刺激になったので、これからもスペインの文化や言語の勉強を重ね、いつか現地にも足を運んで観光地の現状を見たい」と話しています。