中西 雄二
ナカニシ ユウジ
- 准教授
- 学位:博士(地理学)
基本情報
所属
- 文学部 / 文明学科
ジャンル
- 都市問題
研究と関連するSDGs
研究内容
近代日本における都市移住者コミュニティに関する地理学的研究
主に日本の都市圏を主な研究対象地として、近代都市空間の形成過程や地域社会の変容を視野に入れながら、国民国家の周縁に置かれた移民コミュニティの文化的、政治的諸実践やアイデンティティに関する研究を進めてきた。特に、沖縄?奄美出身者や白系ロシア人に焦点をあて、聞き取り調査や参与観察などのフィールドワーク、そして外交史料やエスニック?メディアの分析などの資料調査に基づく事例研究を行ってきた。
詳細情報
研究分野
- 人文?社会 人文地理学
委員歴
- 日本地理学会 総務専門委員
論文
沖縄の「奄美人」 ―その同郷団体の形成過程と機能変容―
同郷者ネットワークと職業紹介機能 : 同郷者集団研究の知見をもとに
同郷団体の活動と集住地区―神戸における徳之島出身者の定着過程をもとに
FDI型都市化と日本人街の誕生 : タイ?シラチャの調査から
同郷団体活動の変容と文化的表象 : 神戸における奄美出身者の事例をもとに
奄美出身者の組織化と領域的アイデンティティ : 神戸における終戦から復帰運動までの事例をもとに
神戸長田の記憶風景を描きなおす : まちかどの共在する記憶へ/から (特集 都市)
同郷団体と社会関係資本 : 神戸沖洲会の事例をもとに
大阪市西成地区における沖縄出身者の定着過程と県人会活動 (特集 西成エスニックミュージアムを展望する)
奄美出身者の再移住とネットワークの広がり--神戸と倉敷における同郷団体の事例をもとに
奄美出身者と同郷者メディア--エスニック?メディア研究との関連で
奄美出身者の定着過程と同郷者ネットワーク―戦前期の神戸における同郷団体を事例として―
神戸における白系ロシア人社会の生成と衰退
書籍等出版物
- まちかどの記憶とその記録のために―神戸長田から/へ― vol.3
- 「亡国の越境者」の100年 : ネットワークが紡ぐユーラシア近現代史
- 社会的分断を越境する : 他者と出会いなおす想像力
- エスニックミュージアムによるコミュニティ再生への挑戦
講演?口頭発表等
- 「白系ロシア人」の生活の場としての神戸
- 白系ロシア人と神戸:神戸のチョコレート産業を作り上げた人たち
- 『「亡国の越境者」の100年』合評会
- 「白系ロシア人」と神戸:その無国籍性と多層性を踏まえて
- 国内移民の定着過程と「同郷性」:神戸在住奄美出身者の事例から
- 新長田民族文化論 エスニシティ基礎講座-奄美編-
- 「ジャンクション」としての長田
- 港湾都市と複数の移住者たち―長崎?神戸?横浜を事例として―
- ローカルな場所からコスモポリタンな想像力を考える
- 「復興都市」を問い直す―「阪神?淡路大震災」後の神戸長田を歩く―
- 奄美出身者をめぐる「境界」の揺らぎと アイデンティフィケーション―地理的実践としての「復帰運動」を事例に―
- 産炭地域における「同郷性」―与論島出身者の移住過程と同郷団体を事例に―
- ブルースシティ大阪ライブシリーズ3―沖縄?奄美シマ唄ライブ?シンポジウム―
- 奄美の復帰60年―何が検証されてきたのかを問う―
所属学会
- 地理科学学会
- 日本地理学会
- 人文地理学会
共同研究?競争的資金等の研究課題
脱工業化にともなう都市マイノリティ層のコミュニティ変容に関する地理学的研究
東南アジアのFDI型都市化と地域社会変容に関する調査研究
都市におけるエスニックコミュニティの地域資源を活かしたまちづくりに関する研究
エスニックミュージアムづくりを通じた多文化共生型コミュニティの創生と地域再生に関する研究
日本の大都市圏における移住者コミュニティの文化?社会地理学的研究
メディア報道
- モロゾフ、ゴンチャロフら白系ロシア人の歴史から 難民支援の在り方を考える
- FMわぃわぃ「南の風?奄美篇」 シリーズ「明治150年を奄美から問う」ゲスト出演
- ケーブルテレビ番組への出演(奄美テレビ放送「ほっとけトーク」)
- ラジオ番組へのゲスト出演(あまみエフエム?ディ!ウェイヴ「ゆぶぃニングアワー?夕方フレンド」)
- FMわぃわぃ「南の風?奄美篇」ゲスト出演
ResearchMapへ移動します
お問い合わせ先
取材に関するお問い合わせ
学長室(広報担当)
Tel. 0463-63-4670(直通)