高橋 涼太朗
タカハシ リヨウタロウ
- 講師
- 学位:博士(経済学)
基本情報
所属
- 政治経済学部 / 経済学科
研究と関連するSDGs
研究内容
財政の分析を通じて、社会を捉える
日本の所得格差は年々広がっています。一方で、バブル崩壊前まで日本は「平等」な国の一つでした。この変化を念頭に置きつつ、なぜ日本は「平等」な社会だったのか、なぜ日本はいま「不平等」な社会になったのかについて財政史の観点から研究しています。
詳細情報
研究キーワード
- 財政学
- 日本財政史
- 財政赤字
- 福祉国家
- 地方財政
- 社会保障
研究分野
- 人文?社会 経済史 財政史
- 人文?社会 公共経済、労働経済 財政学、社会保障論
委員歴
- 政治経済学?経済史学会 事務局委員
- 日本地方財政学会 第32回大会実行委員
受賞
- 独立行政法人 日本学生支援機構 特に優れた業績による大学院第一種奨学金の返還免除
- 独立行政法人 日本学生支援機構 特に優れた業績による大学院第一種奨学金の返還免除
- 政治経済学?経済史学会 ポスターセッション優秀賞 1970年代初頭における財政政策決定過程の変遷とその帰結ーなぜ福祉元年は生まれたのか?ー
論文
Under Treasury Control: Japan’s Emergence as an Egalitarian, Small-government State
Tale of a Missed Opportunity: Japan’s Delay in Implementing a Value-Added Tax
地方財政における統治と自治の相克--美濃部都政における財政戦争を題材に
The origins of income equality with a small government in Japan: An analysis of the formation of Japanese-style income policy in 1975
『移民政策』なき教育財政ー外国につながる住民に向けた地方財政制度の視点からー
「平等」で小さな政府の研究-国際収支と大蔵省統制に着目して-
1970年代後半における15か月予算の形成過程分析
「福祉元年」政策の形成過程の分析
書籍等出版物
- 「戦後日本」とは何だったのか:時期?境界?物語の政治経済史
講演?口頭発表等
- Policy Diffusion and Social Security in Japan: The Role of Progressive Local Governments in Shaping Elderly Care and Child Allowances
- How Japan Achieved Income Equality with a Small Government: The Role of Treasury Control and Tax Policies in the 1960s and 1970s
- Achieving Small Government with Income Equality in Post-War Japan: A Focus on Intergovernmental Fiscal Relations in the 1960s and 1970s
- Reasons Behind Japan’s Delay in Implementing Value-Added Tax
- Why did the introduction of value-added tax lag behind in Japan?
- Why Did Japan Have Economic Growth without Income Inequality in the 1960s? -The Conflict between Fiscal discipline and Fiscal Policy
- 移民政策なき自治体補助金行政--地方財政制度の視点から
- How Did Japan Realize Societal Equality with a Small Government in the 1980s? : An Analysis of the Formation of Japanese-Style Income Policy
- The Origins of Japan's Huge Debt: A Study of the Ministry of Finance's Response to the Current Account Imbalance in the Latter Half of the 1970s
- 1970年代後半における日本財政の形成過程分析―経常収支不均衡問題とその対応に着目して―
- Analysis of the "First Welfare Year (Fukushi Gannen)" Policy Formulation Process - The Key to Responding to the Balance of Payment Imbalance Problem -
- 「福祉元年」政策形成過程の分析―経常収支不均衡問題への対応を鍵として―
- 1970年代初頭における財政政策決定過程の変遷とその帰結ーなぜ福祉元年は生まれたのか?ー
担当経験のある科目
- 財政学
- 日本経済史
- 経済学演習(ゼミナール:財政学)
- 経済英書
- 経済入門
- 応用経済学(日本財政史)
- 地方財政論
- 財政学Ⅱ
- 福祉国家論
所属学会
- 社会政策学会
- Social Science History Association
- 日本地方財政学会
- 政治経済学?経済史学会
- 日本財政学会
共同研究?競争的資金等の研究課題
戦後日本における所得の平等の達成:革新自治体と高福祉高負担に着目して
移民の福祉財政的分析ー「移民政策」のための自治体財源保障の検討ー
付加価値税の世界的伝播に関する研究:歴史研究に基づいた国際比較
戦後日本における所得の平等の達成-1960年代から1970年代の政府間財政関係に着目して
戦後体制(レジーム)とは何であったか――「戦後日本」政治経済史の検証
学術貢献活動
- 【日仏会館セミナー Frédéric Tristram氏】フランスにおける税の受容と拒絶:長期的視点からの考察
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学長室(広報担当)
Tel. 0463-63-4670(直通)