政治経済学部政治学科の原田悠希講師のゼミナールで学ぶ3年生が、10月22日と11月12日に品川キャンパスで東京都主催の「新たな戦略の策定に向けた大学生ワークショップ」に参加しました。東京都は、長期計画として「『未来の東京』戦略」を策定し、毎年バージョンアップを実施しています。今回のワークショップは、新たな戦略に反映できるアイディアがないか、東京都の職員が都内の大学生から意見を聞くことを目的とするものです。
1回目の10月22日は、まず、東京都政策企画局計画調整部の担当の方から、新たな戦略に向けた論点整理として本年8月に公表された「重点政策方針2024」に記載の「ダイバーシティ」に関する課題の紹介がされました。その上で、ゼミナールの学生たちに対し、グループごとにテーマを設定し、「課題に感じていること(何が不十分か)」、「2050年頃、東京はどんな街になっていたらよいか(理想の姿)」、「東京都はこれから何をすべきか(2035年を目指して)」について次回提案をして欲しいとの呼びかけがありました。学生たちは、4グループに分かれて東京都から提示された資料や自分たちで調べた統計を分析するなどして、発表に向けて準備を進めました。
2回目の11月12日は、学生たちから東京都の職員に対し、AI?アプリ等のIT技術の活用、児童虐待の防止、進展する高齢化への対応などをテーマにプレゼンテーションが行われました。提案に対し、東京都の職員の方々からは多くの質問がなされ、学生たちは一つひとつ丁寧に答えていました。
東京都のワークショップの受け入れをアレンジした原田講師は、「学生たちは、東京都の職員の方々に対しプレゼンをし、コメントをいただくという貴重な経験をすることができました。ワークショップに参加させていただき、学生たちが良い刺激を受けていた様子がうかがえました。都職員として活躍されている方々と直接話をすることができた今回のワークショップは、学生たちにとって、自らの将来のキャリアについて考える貴重な機会にもなったのではないでしょうか」と話していました。