女子ハンドボール部が「東海マーメイズファステラウン」を開催しました

女子ハンドボール部が昨年12月24日から29日まで湘南キャンパスの総合体育館などで、「東海マーメイズファステラウン」を開催しました。同部の選手やスタッフが、本学スポーツプロモーションセンター(SPC)の協力を得ながら大会の準備や運営などを担当。2005年度から「東海ハンドボールフェスティバル マーメイズカップ」として、全国の高校生プレーヤーを招いて競技者間の交流を深めるとともに、試合や合同練習を通して技術力の向上につなげてもらおうと開いてきたものです。20回目の開催となった今回は、昨年7月に湘南キャンパスで実施した「Mermaids Glocal Handball Week」でデンマークのトップリーグ所属チーム「リンコビン」と交流したことから、デンマークの伝統行事「Fastelavn(ファステラウン)」から名前を取った大会名称に変更しました。

選手たちは10月から参加校を募り、広報や会計など7つの係に分かれて準備を重ねてきました。期間中は、全国から24チームが参加し、大学生との合同練習のほか、26、27日には高校生によるトーナメント戦を実施。学生がタイムキーパーやスコアラーを務め、日本ハンドボール協会の公認審判員も招いて公式大会さながらの雰囲気で試合を行いました。参加した高校生は、「普段はなかなか対戦できないチームと練習ができ、いい経験になりました」と話していました。また、昨年4月にSPCと協定を結んだ茨城県行方市による焼き芋の販売や、女子ハンド部の選手たちが指導に当たる小学生ハンドボールチーム「マーメイズキッズ」によるエキシビジョンマッチなど、多彩な企画も実施しました。

上遠野空主将(体育学部3年次生)は、「高校時代にこの大会に参加したときを思い出し、高校生たちが思いっきりハンドボールに打ち込める環境をサポートしようと運営しました。私たちは日ごろ、学生日本一を目指して大会に出場していますが、試合を運営してくださっている方々への感謝の思いを新たにしました」と話しました。栗山雅倫監督(体育学部教授)は、「私が東海大に着任したころ、周囲の高校の監督たちから“冬の時期に合宿を主催してほしい”と要望があり第1回を開催しました。当時の参加校は6チームほどでしたが、現在はお断りをしなくてはならないほど毎年たくさんの応募が届いており、大学の大きなサポートを受けながら充実した大会が開け、高校生に学びの場を提供でき大変うれしく思います」と振り返り、「第20回目を迎えるにあたり、学生の提案で大会名称を変更しました。今後も学生と新たなアイデアを出し合いながら、さらに充実した大会にしていきたい」と語っていました。