湘南キャンパスで「TOKAI Research ColLab2024」を開催しました

bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户では2月21日に湘南キャンパスで、「TOKAI Research ColLab2024」を開催しました。本学における研究プロジェクトや各研究所?学部学科の研究室などによる成果報告や、研究者?企業関係者の交流の場として企画したものです。総合大学のスケールメリットを最大限に生かし、分野を超えた研究交流の促進や、研究者同士の相互研鑽を深め、新たな研究の種を見つけることを目的としています。当日は、成果発表会や学術講演会、ポスターセッションなど多様なプログラムを実施し、教員や学生、大学院生、企業関係者ら約500名が参加しました。

初めに稲津敏行副学長があいさつに立ち、「東海大の研究力は国内でも非常に秀でていると自負しています。これは偏に、先生方や研究者の皆さんが一生懸命世界に打って出られる研究に取り組んでいるからこそ。より広い形で研究の進展やコラボレーションにつながるきっかけをつくる1日にしてもらえたらと思います」と語りました。学園の教員を対象に競争的研究資金の獲得を目指す研究を公募して育成?複数年の研究費支援を行う「総合研究機構プロジェクト研究」の成果発表会では、今年度採択を受けている研究者7名が進捗状況や成果を報告(研究テーマと研究代表者および研究発表者は記事末尾に記載)。学外の研究?教育機関と連携した実証実験や社会課題解決に向けた目標などを語り、発表後には質疑応答も行いました。

続いて、横浜国立大学研究推進機構特任助教(URA)の松浦かんな氏による「オープンサイエンス時代の研究活動のNew Normal」をテーマとしたランチョンセミナーを実施。2025年度から新たに公募される競争的研究費の一部では、受給者に対して研究成果の即時公開が義務付けられることから、松浦氏は適切な研究成果の管理方法やデータの利活用について具体的な事例を交えて解説しました。また、学長室部長の濱本和彦教授(情報理工学部)より、本学が採択された文部科学省「オープンアクセス加速化事業」の支援を受けて実施した学術論文のAPC支援、転換契約の推進、研究データの管理?利活用のためのシステム構築などについて説明を行いました。並行して開催した企業懇談会には、41機関から70名が参加。梶井龍太郎学長代理があいさつに立ち、本学からは総合科学技術研究所の岩森暁所長(工学部教授)や木村英樹学長補佐(同)をはじめ、理工系学部の学部長や研究科長、研究所長らが出席し、参加者と交流を深めました。

午後には「CNGR シンポジウム? T?ne 第16回学術講演会~若手研究者の研究交流とキャリアデザイン」を開き、早稲田大学研究戦略センター教授の丸山浩平氏と濱本教授、文部科学省科学技術?学術政策局人材政策推進室長の高見暁子氏が講演しました。最初に丸山氏が、「選ばれる大学の博士環境を考える~全国URAネットワークの議論と早稲田大学の取り組み~」をテーマに、同大の博士課程学生約180名を対象とする支援制度「早稲田オープン?イノベーション?エコシステム挑戦的プログラム(W-SPRING)」などを紹介しました。続いて濱本教授が、「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户の博士人材育成と研究力強化」と題して講演。科学技術振興機構「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」におけるbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户7年度新規プロジェクトに採択された、「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户のスケールメリットと総合力を活かした基礎支援と特色ある人材育成プログラム(Tokai-SPRING SACRA)」の概要を解説し、民間企業との連携や今後の方針などを語りました。最後に高見氏が、「博士人材の活躍促進に向けて」をテーマに、国が進める博士人材活躍プランについて解説しました。講演後の質疑応答では、広報の必要性や現状、博士課程在学者の立場から見る幼少期からの博士進学の意識づけの重要性などについて、聴講者と意見を交わしました。

続くポスターセッションでは、湘南?品川?静岡?熊本?札幌の各キャンパスの学生と大学院生による140件の研究成果を一堂に紹介。付置研究所の活動紹介、総合研究機構?研究スタートアップ支援採択案件、並びに一般参加の研究紹介も同時に行われました。企業の関係者や他大学の研究者らが多数訪れ、活発に議論を交わす様子が見られました。ポスターセッションは、大学院総合理工学研究科の中間発表会としても位置づけられており、研究科に所属する博士課程1年次生と2年次生の約50名は、日ごろの研究成果の発表と討論に加えて、企業?行政?他大学からの参加者とインターンシップや求人に関する情報交換を行いました。ポスターセッションに併設された株式会社アカリクや株式会社エマージングテクノロジーズの展示ブースでは、博士課程学生のキャリア支援について情報交換する姿が見られました。また、情報交換会では、各企画の参加者が研究や教育活動について語り合い交流を深めたほか、ポスターセッションのオンライン投票で高評価を得た10名を表彰しました(受賞者の研究テーマと氏名は記事末尾に記載)。副賞として株式会社ニコンソリューションズの刈込淳一氏から記念品が贈呈されました。閉会にあたり、大学院総合理工学研究科の喜多理王研究科長(マイクロ?ナノ研究開発センター教授)が謝辞を述べ、「『Tokai-SPRING SACRA』の採択を受けたこともあり、今後もこのような発表と交流の機会を持ち、学生?大学院生の進路選択につなげられるよう、ますます企業や研究者同士の連携を深めていきたい」と締めくくりました。

総合研究機構プロジェクト研究成果発表会 プレゼンテーション課題

(カッコ内は採択年度と支援タイプ)
▼「核医学診断の危機的状況を解決する医療用ガンマ線カメラの開発」(24年度中型)
 医学部医学科専門診療学系放射線治療科学領域 株木重人講師
▼「遺伝的多様性を認め合う時代に即した高校生向けがん教育方略の開発」(23年度小型)
 医学部看護学科 森屋宏美准教授
▼「Tokai High Avoiderラットの高学習能力を規定する分子の同定と次世代影響評価法への応用」(23年度中型)
 医学部医学科基盤診療学系衛生学公衆衛生学領域 遠藤整准教授
▼「野生下シャチの集団遺伝学的解析に向けた噴気採取媒体の開発」(22年度小型)
 生物学部海洋生物科学科 北夕紀准教授
▼「脱炭素社会(二酸化炭素排出量削減)に向けたナノカーボン材料を基礎とした多様なグリーンエネルギー創出技術の構築?融合」(22年度中型) 
 工学部応用化学科 高尻雅之教授
▼「次世代型燃料電池への実装に資する高性能プロトン伝導体の開発」(22年度中型)
 理学部化学科 伊藤建教授
▼「次世代型神経変性疾患細胞モデルを用いた神経変性疾患治療薬?予防薬の開発」(22年度中型)
 医学部医学科基礎医学系生体機能学領域 大友麻子講師

ポスター賞受賞者 (T?ne第16回学術講演会 優秀ポスター賞10名)

▼「血中投与を指向した生分解性ディスク状微粒子の創製と物性評価」
 工学部応用化学科 須藤勇宇(4年次生)
▼「3Dプリンタ造形CFRPに及ぼす電子線照射の影響」
 大学院総合理工学研究科 電気?電子コース 三浦栄一(博士課程1年次生)
▼「直線型ダイバータ模擬装置TPDsheet-Uによる水素/重水素プラズマの非接触プラズマ特性」
 大学院総合理工学研究科 電気?電子コース 岡田尚徳(博士課程1年次生)
▼「クロウミウマ稚?の?物餌料の転換期の検討と消化器系の発達過程」
 大学院総合理工学 研究科 地球環境科学コース? 高橋将大(博士課程1年次生)
▼「北海道苫?牧海域に?息するウバガイの栄養収?とその季節変動」
 生物学部海洋生物科学科 大岩弘啓(4年次生)
▼「Histological Examination on the Retraction and Disappearance Mechanisms of the Intestine of Sea Cucumber Apostichopus japonicus during Estivation」
 大学院総合理工学研究科 地球環境科学コース? 田中海(博士課程1年次生)
▼「コーヒーの抽出方法による味への影響」 
 工学部応用化学科 田村春花(4年次生)
▼「Performance Evaluation and Experimental Validation of an Improved Velocity Mechanical Safety Brake System for Dual-axle Wheeled Mobile Robots」
 大学院総合理工学研究科 機械?航空宇宙コース 程植威(博士課程1年次生)
▼「成分分離のための温度勾配を利用した混合流体分離デバイスのソレー係数の導出」
 大学院理学研究科物理学専攻 竹内真優(修士課程2年次生)
▼「部分的に氷結したフルクトース水溶液の広帯域誘電率測定」
 大学院理学研究科物理学専攻 樋口将馬(修士課程2年次生)