bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户看護研究会「第4回学術集会」を、7月6日に伊勢原キャンパスの講堂Bで開催しました。本研究会は2011年に、本学園に所属する2つの看護教育 機関と医学部付属4病院の看護職者が、連携の促進と学園全体の看護の質向上を目的に設立したものです。当日は、山田清志副学長、本学部の沓澤智子健康科学 部長、医療技術短期大学の灰田宗孝学長、医学部付属病院の廣瀬利美雄副本部長、付属大磯病院の吉井文均病院長を来賓に迎え、本学部看護学科、医療技術短期 大学、医学部付属病院、付属東京病院、付属大磯病院、付属八王子病院などから、約340名の看護職者が参加しました。
4回目となる今回のテーマは「TOKAI 看護の創造 ~臨床の知とエビデンスの融合~」です。総合司会を健康科学部の森祥子講師が務め、開会にあたって今回の大会長を務めた健康科学部の柳原清子 教授が、「〝TOKAI看護”のブランドを創造し、ここにお集まりの皆さんと連携して、社会に向けて私たちの看護を発信していく。これが集会の目的です。 エビデンス(科学的根拠)に基づく看護は看護職にとっての目標ですが、現場での課題は大きなものがあります。今日一日考え、学び、明日からまた実践に踏み 出してください」とあいさつしました。
午前中は本学部の城生弘美教授を座長に、筑波大学の紙屋克子名誉教授が「臨床実践の経験知からエビデンスの構築へ」と題して基調講演を実施。紙屋名誉教授 は、遷延性意識障害患者を看護プログラムやリハビリの実践などによって回復させていった症例を紹介し、エビデンスは最初から存在するものではなく、誰かが 確立するものであると教示しました。そして「深い知識と緻密な計画で勇気を持って新しい看護を切り開いてください」とエールを送り、会場は拍手で包まれま した。
続いて、2つの看護教育機関と医学部付属4病院の代表者が第1群と第2群に分かれて、看護研究を発表。第1群では健康科学部から池内眞弓講師が座長を務 め、第2群では加茂敦子講師が「難治性痒みに対する保湿?保護剤の効果」をテーマに発表しました。その後は柳原大会長が座長となり、シンポジウム「実践と エビデンスが生み出す看護」を開催。健康科学部の庄村雅子准教授をはじめ、各機関から1名ずつシンポジストが参加し、看護教育のありかたや病院での看護技 術の開発?研究、実践における課題などを発表。看護職者が経験する理想と現実のギャップや問題点などについてもディスカッションを繰り広げました。
最後に次回の大会委員長である付属八王子病院の伊藤由美子看護部長が閉会のあいさつに立ち、「看護の基礎教育と臨床の場で学ぶ知識を融合してキャリアデザ インにつなげていくためにはどうすればよいのかを目標にして、来年の第5回学術集会を計画していきます。ご協力をよろしくお願いします」と締めくくりまし た。