高輪キャンパスで11月2日、第2回高輪公開セミナーを開催しました。このセミナーは生涯学習のきっかけをつくるとともに、大学教育を地域社会に還元する ことを目的として、毎年、建学祭期間中に行っているものです。今年は田丸智也准教授(高輪教育センター)が「メロディ古今東西」をテーマに講演し、地域住 民らが参加しました。
田丸准教授は、時代とともに変化する音楽のメロディについて解説。「交響曲といったクラシックな音楽をモチーフに、多様なメロディが生まれました。これを 土台とした、比較的わかりやすい旋律の曲が1970年代以前は主流でしたが、ジャズやラップといったジャンルが台頭してくると、抽象的でわかりにくいメロ ディも積極的に用いられるようになりました」と話しました。また、機材の発展と音楽について、「近年ではリアルな歌声を合成するソフトによる楽曲が、イン ターネット上で次々にアップされています。道具が変わり、文化が変わることで、新たな音楽のジャンルが形づくられていきます」と説明しました。