海洋生物科学科の学生有志が食育イベント「小樽海っ子番屋」の運営をサポート

海洋生物科学科の学生有志が食育イベント「小樽海っ子番屋」の運営をサポート

生物学部海洋生物科学科の学生有志3名が、7月12日に小樽市の茨木家中出張番屋で行われた食育イベント「小樽海っ子番屋」の運営に携わりました。この催 しは、小樽市漁業協同組合、一般社団法人小樽観光協会、NPO法人おたる祝津たなげ会と本学科で昨年度に結成した「小樽海っ子倶楽部」が主催するもの。水 産庁の「平成25年度水産多面的機能発揮対策事業」の採択を受けており、水域の監視や教育と啓蒙の場の提供などを主な活動目的としています。地域の子ども たちに漁業の魅力を知ってもらおうと、漁村体験イベントも企画しており、今回が団体として本格稼働して最初のイベントとなりました。

会場となった茨木家中出張番屋は、祝津の網元である茨木家が明治期に漁夫の住宅として活用していた建物で、祝津ニシン漁場の歴史的まちなみを形成する重要 な建物のひとつです。腐朽が進み崩壊寸前となっていましたが2010年に修復。海っ子倶楽部の活動拠点となっています。当日はまず、参加した家族連れ約 40名を番屋横の浜辺へ案内。貝やヒトデ、ホヤなどの生き物探しと同時に、浜辺に打ち上がったゴミなども清掃しました。続いて、参加者は、番屋の中でウニ の殻むきやタコの調理などに挑戦し、北の海の幸を味わいました。その間、学生たちは子どもたちの案内や安全面の確保などに徹し、進行をサポートしました。 学生リーダーの牧野駿さん(3年次生)は、「海や生き物に直接触れる機会の少ない子どもたちにも、その魅力を伝える貴重な機会になったと思います」と話し ています。

海っ子倶楽部の運営に参加し、学生たちを指導する本学科主任の南秀樹教授は、「今後も積極的に協力し、学生たちが主体となった企画の立ち上げも検討していきたい」と意欲を語っています。

海洋生物科学科の学生有志が食育イベント「小樽海っ子番屋」の運営をサポート

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