メイヨクリニック看護師4名を迎え、講演会と交流会を実施しました

健康科学部看護学科では10月26日に伊勢原キャンパスで、アメリカのメイヨクリニックから看護師4名を迎えて講演会や交流会を実施しました。本学科では国際性のある看護職を養成するための教育の一環として、先進的な医療で世界的に有名なメイヨクリニックと1995年から交流しています。毎年春には、選択科目の「国際看護演習B:メイヨ」を履修する学生が同クリニックで研修を実施し、秋には看護師を迎えて学術交流を行っています。今回は、教育スペシャリストのリズ?ボルドン氏、呼吸器の専門看護師のシェリー?ウルフ氏、物理療法とリハビリテーションのジュリアナ?メイラー氏、婦人科、泌尿器科のアマンダ?デラノ氏が来訪し、講演会や医学部付属病院の見学会、ウェルカム?パーティーなどで学生や大学院生、教職員と交流しました。

午前中は、アマンダ?デラノ氏がメイヨクリニックで行われている新人看護師向けの教育内容について、本学科の学生を対象に講演。来年2月にメイヨクリニックを研修で訪問する学生も多く参加していたことから、教育内容の詳細や効率性について質問が出るなど真剣な表情で聞く姿が見られました。講演後はキャンパス内のレストランに会場を移してウェルカム?パーティーを実施。学生や教職員らがメイヨクリニックの4名を囲み、互いの国の看護教育や医療現場の実情などについて語り合いました。

医学部付属病院の見学では、一般病棟をはじめリハビリテーション室やER?ICU、ヘリポートなどを紹介して回り、夕方からは松前記念講堂で大学院生、教職員、付属病院看護職員を対象とした講演会を開催し、約50名が参加。シェリー?ウルフ氏が、「急性憎悪に陥る患者の認識と対応に関わる看護師の戦略」をテーマに、救命失敗につながる判断ミスの紹介や患者の状態変化を認識するために看護師ができることについて話しました。講演終了後、職場ルールの徹底方法について参加者から質問があり、ウルフ氏は、「私たちも今のルールをつくり上げるまでに話し合いやフィードバックを繰り返してきました。新しいことを始めるときはできるだけスタッフの意見を組み込むこと。自分の意見が反映された喜びからルールを遵守する人が増えるし、みんなが意見を出しやすくなります」とアドバイスを送りました。

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