医学部付属病院では、入院患者約800名と職員約1200名に対し、それぞれ3日分の災害食を常時備蓄しています。大規模災害によりこれらの備蓄食が尽きた場合を想定し、1月21日に炊き出し訓練を行いました。当日は、病院事務部のほか、看護部、診療技術部、薬剤部から28名が参加し、野外調理器2機種による炊飯比較や約100名分の野菜汁の炊き出しのほか、付属病院の患者食を委託運営している富士産業株式会社の協力を得て、同社が所有しているキッチンカーで完全調理済食品の加熱調理も実施。本キャンパスの教職員や学生らが訓練風景を見学し、試食に参加しました。
訓練に参加した職員は、「災害発生時には、衛生面に配慮し、患者さんや職員にすみやかに食事を提供できるよう、一つひとつの工程を確認しながら取り組みました」「食事を配る際の混乱を防ぐための段取りや配慮も大切だと感じました」などと感想を話していました。