産官学連携センター産官学連携推進課では、11月10日に湘南キャンパスで、「知財経営インターンシップ」の成果報告会を開催しました。このワークショップは、経済産業省関東経済産業局の知財経営導入支援事業に協力し、学生や大学院生が知的財産権にかかわる実務的なスキルを学ぶ機会として2015年度から実施しているものです。学生たちは、7月22、29日、8月5日に弁理士の藤掛宗則氏(明和綜合特許デザイン事務所)による講義と実習を体験。その後8月から9月にかけて、企業での実務研修を積みました。
関東経済産業局のスタッフや受け入れ企業の担当者、藤掛氏らが参加した報告会では、4名の学生がインターンシップで取り組んだ研修内容と成果を報告。派遣先企業の商品の特徴や知的財産権に関する業界全体の考え方の傾向、ノウハウの管理と特許戦略の関係、各企業のトップらとの面談を通じて学んだことなどについてプレゼンテーションしました。
また報告会終了時には、関東経済産業局より修了証が手渡されました。
学生たちは、「事前にワークショップで基礎的なスキルや考え方を学んでからインターンシップに参加したので、インターン先での研修もとても有意義でした」「企業のトップや現場の人たちと話す機会もあり、実務レベルでの考え方を経営戦略と関連付けて詳細に学ぶ貴重な機会でした。教科書で学んだ内容と実務の関係をより深く理解することができました」と感想を語っていました。