海洋学部では、8月9日に静岡キャンパスで実施した青少年体験セミナー「海の生き物の子ども達(通称:ちりめんモンスター)の観察会」(主催:静岡商工会議所、海のみらい静岡友の会)の運営に協力しました。本イベントは、静岡の未来を担う青少年や一般市民に海や自然に親しんでもらいながら、海洋地球科学と海洋生物学の知識の重要性を知ってもらう趣旨で毎年開催されているものです。会場入口での検温や手指の消毒をはじめとしたbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户の感染対策を徹底し、対面形式で行いました。
当日は、約30名の親子が参加。秋山信彦教授や松浦弘行准教授、髙見宗広講師が進行を務め、学生6名が運営を補助しました。最初に、秋山教授がちりめんじゃこの由来について、「とても小さな魚を平らに広げて干した様子が、細かな凸凹をもつ織物“ちりめん”を広げたように見えることからその名がつけられました」と説明。その後、マダイやヒラメをはじめとした魚類やエビ、カニなどの甲殻類の幼生の写真をスライドで紹介しました。続いて、松浦准教授と髙見講師がちりめんじゃこに混ざるプランクトンをはじめとした生物の生態や見分け方について説明しました。
その後、学生たちが袋いっぱいに詰まったちりめんじゃこを配布し、親子で協力してピンセットでちりめんじゃこに混ざっているプランクトンを分類しながら顕微鏡で観察。子どもたちは教員や学生のアドバイスを参考にメモをとったり、顕微鏡のレンズにスマホを近づけて撮影したりと熱心に取り組んでいました。子どもたちは、「先生たちが説明してくれた魚やエビが実際に見つけられてうれしかった」「大きな魚はたくさん知っているけど、目では見にくい生き物についても勉強できてよかった」と笑顔で話していました。