札幌キャンパスでは、2023年3月に本キャンパスのTOKAI ARENAで開催される「東海大杯全道小学生タグラグビー大会」(主催:北海道ラグビー協会)の運営に協力します。全道の小学生に向けたラグビーの普及を目指す同協会からの要請を受けたものです。11月1日には同協会の田尻稲雄会長らが本キャンパスに来訪し、網野真一札幌キャンパス長らと懇談しました。
タグラグビーはタックルなどの接触プレーがないことから安全性が高いため、小学校の体育の授業にも取り入れられています。同協会では、2019年のラグビーワールドカップ日本開催が決定して以降、道内の小中学生に向けた出前授業を実施しているほか、独自大会も新設しています。これらの取り組みで北海道における競技人口は増加傾向にありますが、積雪の多い冬季はこれらのイベントが室内で実施する必要があるため、他の競技と日程が重なるなど安定的な会場の確保が困難でした。そこで、同協会から本キャンパスに対してバレーボールコート3面分の広さを持つ「TOKAI ARENA」を会場とした全道大会開催への協力要請を受けました。
1日の懇談では田尻会長が、「ラグビーを通じた社会的価値の創造を目指す本協会の取り組みに協力をいただけることにあらためて感謝を申し上げます。年度のクライマックスを飾る本大会を素晴らしい環境で開催できることは私たちにとってとても大きな一歩です」とあいさつ。網野キャンパス長は、「本学ではスポーツを通じた人間教育に力を注ぐと同時に、多様な地域貢献活動や大学開放事業も展開しています。ラグビーにおいては19年のワールドカップの際に、本キャンパスのラグビー部が中心となってフィジーやオーストラリアの代表選手と交流事業も行いました。今回の取り組みを通じて、ラグビーに興味を持つ小学生に夢や目標を提供したいと考えています」と話しました。懇談後には、本学職員の案内でTOKAI ARENAを見学。大会当日に向けた意見交換も行いました。