北海道札幌手稲高等学校が実施している「学び探究ゼミ」(全4回)に生物学部 生物学科の佐藤 敦准教授と海藤 晃弘准教授が講師として参加しています。これは高校生から大学生?職業人へと移行する際に生じる学びの方法や質のギャップを軽減することを目的に同校が主催しているものです。
生物学科では「遺伝型をその場で判断しよう -PCR法による標的遺伝子増幅」をテーマに教室を展開し、同校2年生12名の生徒が参加しています。12月15日に行われた第2回ゼミでは海藤研究室に所属する野原 尊さん(生物学科4年次生)も参加し、PCR法による標的遺伝子増幅実験を行いました。
海藤准教授は「実験を開始する前にそれぞれの実験器具の中でどんな現象が起きているかをしっかりと把握しておくことが重要ですが、ひとたび実験が始まれば、自身の思考や先入観が反映されないよう、正しい条件下で実験を遂行する必要があります。この学問は日々新しい発見の機会が満ち溢れており、ある日突然教科書が書き換わることもあります。新しい発見のためには常に疑問を持って、日々行動することが大事です。皆さんには探求心を忘れず、新しい時代を切り開いてもらいたいです」と生徒に語りかけました。
今後同校では第3回ゼミを2023年1月19日、第4回ゼミ(最終回)を1月26日に実施する予定です。