阿蘇くまもと臨空キャンパスで4月7日に、本キャンパスでの授業開始に合わせて「スタートアップセレモニー」を開催しました。阿蘇くまもと空港に隣接する本学宇宙情報センター用地内(熊本県上益城郡益城町杉堂)に建設した本キャンパスは、3月26日に竣工式を挙行。主に農学部の2年次生以降と、生物科学研究科(博士課程)、大学院農学研究科(修士課程)の学びの拠点になるほか、総合農学研究所も設置しています。
2号館中央のキャンパス広場で昼休みに開いたセレモニーでは、初めに木之内均熊本キャンパス長があいさつし、「いよいよ阿蘇くまもと臨空キャンパスがスタートします。これから皆さんがこの校舎に命を吹き込んでいくことになります。ここは、地域に開かれたキャンパスを目指しています。教職員、学生、地域の人たちが一致団結して、これからの新しい農学部の歴史を築いてもらいたい」と語りかけました。続いて九州学生会副会長の村上智洋さん(農学部4年次生)が、「授業が始まり、阿蘇くまもと臨空キャンパスが動き始めました。自分を含め、皆さんがこのキャンパスの第1期生となります。学校の歴史は学生たちがつくっていくものです。歴史を紡いでいく者として、皆さん張り切って授業を頑張っていきましょう」とコメント。本キャンパスのスローガン「Action ともに創ろう、新たなキャンパス」がデザインされたペットボトルを配布し、村上さんの「阿蘇くまもと臨空キャンパス、農学部の輝かしい未来を願って乾杯!」の音頭で乾杯しました。
参加した学生たちは、「周りに多くの自然があるこの環境で学べるのはとてもうれしい。4年次生なので1年間しか在籍できませんが、来年度以降も後輩たちがしっかりと学べる環境をつくれるように頑張っていきたい」「午前中に大教室で授業を受けましたが、一番後ろに座っても先生の声がよく聞こえ、スクリーンも見やすくて、学びやすいと感じました。まだキャンパス内の一部しか見られていないので、どこに何があるのか探検したい。新しいキャンパスはワクワクします」と話していました。スローガン「Action ともに創ろう、新たなキャンパス」を考えた農学部の岡本智伸学部長は、「待ちに待ったキャンパスが完成し、足を踏み入れた学生たちが驚きや感嘆の声を挙げる姿を見て、『やった!』と思いました。キャンパスの主役は学生であり、私たち教職員はアシスト役です。学生自身がさまざまなアクションを起こして、仲間と意見を出し合い、考え、共有し、自分なりの答えを出して生きる力を養ってほしい」と期待を語りました。