看護師キャリア支援センターでは9月1日に伊勢原キャンパスで、「2023年度認定看護師教育課程開講式」を挙行しました。今年度は、日本各地の医療機関に勤務する看護師55名(救急看護認定看護師教育課程23名、集中ケア認定看護師教育課程32名)が入学。医学部付属病院からも集中ケア課程で1名が学びます。
本センターは、医学部付属病院群と学園の看護教育機関が協力して16年4月に開設し、看護師や看護教員のキャリア形成を支援するとともに、高水準の専門性を培う教育課程を展開しています。認定看護師教育課程もその一環で、救急看護課程は16年度、集中ケア課程は20年度から開講しており、修了生は日本各地の医療機関で活躍しています。
式典では、建学の歌の斉唱、研修生の紹介に続き、医学部付属病院の副院長でもある本センターの横田弘子所長が登壇。「厚生労働省は新型コロナの経験から重症患者に対応できる看護師の養成を進めており、皆さんには自身の知識や技術を磨くだけでなく、所属する医療機関における看護師の育成も期待されています。一人ひとりが真摯に課題に向き合うと共に互いに協力し、全員で本課程修了と認定看護師試験の合格を目指してください。本センターは全力で皆さんを支援していきます」と式辞を述べました。祝電披露の後、研修生を代表して集中ケア課程の大沼郁乃さんが登壇し、「私たちは大きな期待と希望を抱きながら、それぞれの課題や看護の本質を探究すべくここに集いました。支えてくれる方々への感謝を忘れず、仲間と支え合い刺激し合って、認定看護師となるべく勉学に励むことを誓います」と宣言しました。
なお、20年度に開始した「看護師特定行為研修」(特定の医療行為について医師が作成した手順書に基づいて診療の補助を行う看護師を育成する研修)には、医学部付属病院所属の1名、付属八王子病院の1名を含む15名が4期生として4月に入学。前半の講義?演習科目を終えて、現在は医療機関での臨床実習に取り組んでいます。また、9月19日には「保健師助産師看護師実習指導者講習会」(神奈川県委託事業)が開講し、県内の医療機関に勤務する看護師が、病院実習に臨む看護学生を指導する際に必要な知識や技術、態度に関する理解を深めるための講習に臨みます。