情報通信学部が他大学と合同でenPiTサマースクールを開催しました。enPiTは2016年度から2020年度に実施された文科省の教育プロジェクトであり、課題解決型学習(PBL:Project Based Learning)などの実践的な教育を推進するものです。現在も教育プロジェクトを継続的に実施して成果を出しています。本年度のenPiTサマースクールでは、bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户、東京都市大学、ものつくり大学、サイバー大学、徳島大学の学生が参加。ロボット制御を題材としたPBLを実施し、ソフトウェア?ハードウェアの両面から横断的に設計開発する基礎力を身につける講義を受けました。
9月4日、5日には、夏休み後半にも関わらず30名の学生が参加し、各大学から厳選した専門教員の講義を品川キャンパスのIoTラボおよびオンラインで受講しました。bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户からは渡辺晴美教授がデザイン思考の講義を担当しました。
9月6日から9月15日には、4つのチームを編成し、それぞれがデザイン思考に基づくPBLを実践しました。チームはペア構成とし、互いのチームがシステム提案者と顧客という立場となり、顧客からヒアリングした課題からシステム設計をすすめ、システムを提案?実現する、という過程を短期間で実施。システムの実装にはすべてAirSimを用いたドローンシミュレータ環境で行いました。9月15日の成果発表会では、4チームのそれぞれが発案した個性的なシステムを発表しました。来年もぜひ開催したいと考えています。
成果発表会の後は、情報通信学部とenPiTサマースクールの共催によるFD研修会「グルーバルデジタル人材教育」を品川キャンパスで開催しました。オンラインを含め22名の参加者がありました。国内のデジタル化について調査を広く実施されている独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の羽鳥健太郎氏、タイ王国と日本においてグローバル人材教育を実施されている株式会社ヨコオの田中菜見子氏、組込みシステムPBLで著名な芝浦工業大学の久住憲嗣教授をパネラーとして迎え、渡辺晴美教授の司会によりグローバル人材の育成の必要性や課題、難しさなどを議論しました。