農学部応用動物科学科の2年次生が4月7日と14日に、牧場実習の一環で「羊の毛刈り」を行いました。阿蘇実習フィールドで飼育している羊(サフォーク種)の毛刈りは、一年に一回、農産物としての羊毛を収穫し、羊の健康状態の確認や夏の暑さ対策などを目的に、毎年春に実施しています。
まずは、技術職員が羊の体重測定や毛刈りをするためにおとなしく座らせる方法、バリカンの使い方について指導。学生たちは熱心にメモを取り、スマートフォンで職員の手本を撮影していました。続いて、交代で毛刈りに挑戦し、1年間で10cmから15㎝程度伸びた毛を専用の電気バリカンで刈り取りました。はじめは恐る恐るといった手つきでしたが、技術職員からのアドバイスを受けながら、胸から背中へと羊毛が1枚につながるように慎重に刈り取りました。最後に削蹄(爪の手入れ)と体重測定も行いました。作業を終えた学生たちは、「見た目はフワフワしていますが、触ってみると思いのほか硬くておどろきました。実際に動物に触れて学べる貴重な経験になりました」と感想を語っていました。