湘南キャンパスの男女柔道部が6月22、23日に、東京都?日本武道館で開催された全日本学生柔道優勝大会で2年ぶりの同時優勝を達成。体重無差別7人制で行われた男子は大会通算最多優勝回数を27回に更新し、女子は一部(5人制)で8回目の大学日本一となりました。
大会初日の2回戦から登場した女子は、国際武道大学を2―0で下すなど順調に勝ち上がり、準決勝では明治国際医療大学を2―0で勝利して環太平洋大学との決勝へと駒を進めました。先鋒戦から互いに一歩も譲らず大将戦まで引き分け、0-0のままゴールデンスコア方式の代表選へともつれ込むと、横田ひかり選手(体育学部2年次生)が1分10秒に谷落としで一本勝ち。歓喜の輪が広がりました。塚田真希監督(スポーツプロモーションセンター准教授)は、「団体戦メンバーの中には教育実習がある4年生もいました。大会前に調子を上げられない状況を見越し、チーム全体で準備してこられた成果」とコメント。横田選手は、「チームの目標だった“一人ずつ後ろにつなげて最後に勝つ”柔道ができた。勝利の瞬間は本当にうれしかった」と語りました。
2日目に登場した男子は、3試合続けて無失点で勝ち上がり、準決勝で明治大学と対戦。副将戦で技ありを取られてリードを許しましたが、大将の新井道大選手(体育学部2年次生)が開始わずか13秒に内股で一本を奪い、内容差で勝利しました。天理大学との決勝は、先鋒の東郷丈児選手(同3年次生)が開始33秒に背負い投げで一本勝ち。中堅戦を落とし、1-1となりましたが、副将の新井選手が大内刈りと横四方固めの合わせ技で一本勝ちし、大将の石本慎太郎選手(同4年次生)が引き分けて2―1で王座を奪還しました。上水研一朗監督(体育学部教授)は、「4年生が失点せず要所を抑えてくれたことで、3年生以下の選手が力を存分に発揮できていた」と振り返り、新井選手は、「“自分が東海大の文字を背負って、団体戦で何が何でも優勝する”とここまでやってきた。達成できてうれしい」と話しました。
6月27日には湘南キャンパスで、男女柔道部の松前義治部長(工学部講師)と男子柔道部の上水監督、中矢力副監督(体育学部講師)、スポーツプロモーションセンターの山口輝義次長が、梶井龍太郎学長代理と木村英樹学長補佐に男女同時優勝を報告。梶井学長代理は、「幸先のいい結果を残していただきました。今後の試合も頑張ってほしい」と期待を寄せました。