湘南キャンパス2号館大ホールで1月19日に、就職ガイダンス(就職活動壮行会)を開催しました。学部3年次生と大学院修士1年次生を対象に、企業の採用活動が本格化する3月を前に就職活動への意識を高める機会にしてもらおうと学長室キャリア就職担当が企画したものです。
当日は、まず学長室キャリア就職担当の成川忠之部長が登壇し、「採用活動直前でのアドバイス」と題して、これまで本キャンパスで実施してきた就職ガイダンスの内容を振り返ると共に、先輩たちからのアドバイスとして2023年3月に卒業し企業で働く卒業生を対象に実施したアンケート調査の結果を紹介。社会人になって苦労したことでは、「人との対応、接遇、配慮」や「セルフマネジメント」「仕事覚える」ことなどに悩みを持っている現状を紹介。また、先輩たちのアドバイスとして「遠隔授業を経験した年代の先輩たちでも、多数が学生時代にICTやPCのスキルを磨いておくべきだったと回答しています。また、大学ではコミュニケーションスキルや専門知識を身に着けられたと答えてくれた卒業生も多くいますが、コミュニケーションスキルは社会人には必須。友人や先生方との会話でも意識してください」と呼びかけ、成川部長が企業に勤務していた時代の失敗談、組織内での立ち居振る舞いなどについて実体験を交えて紹介しました。続いて就職活動の流れとして「現在はエントリーシート作成を進める段階ですが、まだ業界研究などをしている人は早めに対応していきましょう」と呼びかけました。
後半は、就職活動サイトのリクナビとマイナビの担当者が、プレエントリー先の選定、検討に向けた準備、サイトを通じた企業と志願者の情報の流れ、説明会予約の方法などについて解説しました。さらに、「4年次生からの就活体験談」としてリクナビ副編集長の津田学さんの進行で、工学部航空宇宙学科航空宇宙専攻4年次生の関根アクセル摩周さんが内定獲得までの道のりを紹介。「高校時代から飛行機が好きで大学入学直後から航空業界を志望していましたが、新型コロナ禍で航空業界が打撃を受けモチベーションが下がることもありました。しかし、東海JOB-Leagueで他業種に触れるなど視野を広げるとともに、航空業界に近い分野からインフラ系、エネルギー系までさまざまな企業のインターンシップにも参加し、自分自身の根本にある興味関心を見つめてきました。23年度から航空業界の採用も再開されたことで、どんどんやる気も高まり早期選考で内定をいただくことができ、その後本命の企業からも内定獲得に至りました」と振り返りました。さらに、「よくわからなくてもとりあえず行動してみることを心掛け、SPI試験など苦手なことにも向き合いました。3年次生の皆さんもひたすらに頑張ってください」とエールを送りました。続いて、会場の参加者から、「何社くらいエントリーしましたか?」「資格は取得しましたか?」「大学からどのようなサポートを受けましたか?」など多数の質問が寄せられました。
最後に、学長室キャリア就職担当の市川基課長から、2月に予定されている「WEB合同企業研究会?選考会」や「就活直前SPI対策講座」、「公務員試験対策講座」への参加を呼びかけるとともに、学生向けに提供しているキャリア支援ナビの活用方法や内定獲得時の登録方法を説明しました。