Tokai International Communication Club(TICC)が「夏休み宿題やっつけプロジェクト」を8月5日から6日、20日から22日の5日間、秦野市立南公民館にて開催しました。この企画 は秦野市在住でボリビアやペルーなどの国と関わりのある小?中学生を対象に、漢字や数学の問題集や絵画、工作に至る様々な「夏休みの宿題」のサポートを行 うもので、春学期中に実施した「にこティー教室」が好評であったため夏休み中にも引き続き開催したものです。
対象の小中学生は夏休みで長期期間にわたって日本人と接する機会が減少するため、本プロジェクトがこのイベントを開くことで学習意欲を維持しながら子どもたち同士やメンバーが交流し、信頼関係を築く場にすることが目的です。
今 回はプロジェクトメンバー15名が参加し、子どもたち1人につき2人のメンバーが勉強を見ることできたので集中した環境を作ることに成功しました。参加し た子供たちは「夏休みも先生(プロジェクトメンバー)に会えてうれしい」「宿題が終わったよ!」と喜んでいました。最終日には参加者全員で、プラ版を使っ てのキーホルダーの制作も行い、夏休みの思い出もつくることができました。
また、関心を持った教育関係者の見学や、複数のメディアより取 材いただき「これだけの人数がいて一人ひとりが勉強に集中して取り組んでいることがすごい」(近隣小学校教員)、「学校としてこういった活動とうまく連携 していきたい」(スクールソーシャルワーカー)といった声もいただきました。
プロジェクトメンバーの菅野淳実さん(観光学部観光学科1年 次生)は、「初参加のメンバーは最初緊張してしまいましたが春学期に行った『にこティー教室』の実績もあり、笑顔でコミュニケーションをとれました」と語 り、プロジェクトリーダーの新倉和矢さん(政治経済学部経営学科2年次生)は「タウンニュースや朝日新聞に取材いただき、教育関係者の方の見学に来ていた だけたのも成果の1つです。私自身も、今回は教育スタッフではなく取材や見学の対応などを経験して、プロジェクトの今後の運営を考える機会となり、ステッ プアップが出来ました。また、社会の好意的な反応にやりがいを感じています」と語っています。