3.11 生活復興支援プロジェクトが本学のユニークプロジェクトのきらきら実験教室とともに8月6日に岩手県大船渡市泊区公民館で「電子工作教室」を行いました。 今回で4回目の開催になる本イベントは、津波の被害から”遊びや集いの場”が無くなってしまった子どもたちに向けて”交流の支援”を目的に実施しました。
前 回は本プロジェクトが震災直後に設計?建設した仮設のどんぐりハウスで開催していた教室ですが、今回からは新設の大船渡市泊区公民館で行うことができたこ とで、活動の規模が広がり、本プロジェクトの学生11名、地域の児童14名、合計25名が参加しました。イベントではLED基盤を使用し、左右に振ること で文字が浮かぶLEDランプを製作しました。初めての半田付けに子どもたちは緊張しながらも挑戦。完成したLEDランプに興奮する様子が見られました。
ま た実験教室の終了後に、BBQとプロジェクトメンバーお手製の竹の台を使用した流しそうめんでの親睦会も開かれ、子どもたちの一夏の良い思い出となりまし た。参加者は本プロジェクト主催企画のリピーターが大半で、メンバーの顔や名前を覚えている児童も多く、回数を重ねるごとに現地の人々とのつながりが深く なっています。小学6年生の参加者からは「毎年楽しみに参加しています。来年は中学生も参加できるような実験教室を開いてほしい」といった声もありまし た。
企画代表者の城森大地さん(情報理工学部コンピューター応用工学科2年次生)は「復興支援というと瓦礫の片付けや資金援助などが浮か ぶと思いますが、このプロジェクト活動を通じて”人が集まる場をつくる”そして”人がつながり続ける”ことも支えの一つになるのだと感じています。楽しみ にしてくれている子どもたちのためにも続けていきたい」と語りました。