観光学部の学生によるユニークプロジェクト「丹沢大山?鶴巻温泉地域の観光 魅力発掘創造プロジェクト」(TOTOプロ)が、小田急小田原線「鶴巻温泉駅」周辺の温泉旅館、店舗を紹介する『つるまきマップ』を作成。4月2日に湘南 キャンパスで挙行された春学期入学式で、観光学部の新入生全員に配布しました。TOTOプロは丹沢大山、鶴巻温泉地域にある観光資源を発掘し、その魅力を 広くPRすることなどを目的としています。今回は、湘南キャンパスの近くにある鶴巻温泉地域のおすすめスポットを伝えることで身近な観光について考える きっかけにしてもらおうと、メンバー3名が中心となってマップを作りました。
昨年6月から下調べを開始し、3月から現地の温泉旅館や店 舗を訪ねてマップに付けるクーポン券の交渉や詳細な情報を調査。プロジェクトアドバイザーを務める同学部の屋代雅充教授の助言のもと、A4判?16ページ 折りの『つるまきマップ』に温泉旅館、飲食店など自分たちで選んだ9件を掲載しました。メンバーの皆川郁美さん(現3年次生)は、「下調べに時間をかけた ので紹介したいポイントが多く、なかなか絞れませんでした。悩んでチョイスした旅館やお店なので、ぜひマップを手にして足を運んでもらいたいですね」と笑 顔で話しました。また、大下めぐみさん(同)は、「電話でアポをとってお店に行ったことがなくて緊張しましたが、日ごろの生活でも役立つ経験ができたと思 います。これを見た新入生に、少しでも観光の魅力が伝わればうれしい」と期待を語りました。
マップ制作のリーダーを務めた草柳真璃さん (同)は、「紹介した旅館の方から”目の付けどころが若々しくていい、これからも協力していきます”というありがたい言葉もいただけました。取り組みを通 じて、観光には地元の方との結びつきが必要不可欠とあらためて感じています。この経験を次の企画につなげていきたい」と意気込んでいます。なお『つるまき マップ』は、湘南キャンパスの1号館と8号館の談話室、代々木キャンパス4号館の学生食堂にある売店などで手に入れることができます。