高 輪キャンパスの情報通信学部生によるユニークプロジェクト「ロボP」のメンバー3名が、大学と専門学校の学生を対象としたソフトウェア開発コンテスト 「RICOH & Java? Developer Challenge 2013」(主催:株式会社リコー)にチーム「IKS」として出場。1月21日に日本科学未来館(東京都江東区)で行われた最終選考で、10チーム中3位 の成績でリコー賞を獲得したほか、会場投票では2位に選ばれました。このコンテストは、株式会社リコーの製品とプログラミング言語「Java」を用いたビ ジネスアプリケーションを開発し、その発想と技術力を競うものです。昨年10月1日に1次選考が行われ、応募した18チームのうち10チームが今回の最終 選考に進んでいました。
ロボPのチーム「IKS」では、スマートフォンを使って音声やテキストのデータをパソコンに送り、そのパソコン からリコーの複合機を遠隔操作するソフトウェアを開発。音声をテキストデータに変換してコピーするほか、音声かテキストデータでスキャンやコピーの命令を 複合機に送るプログラムを組みました。最終選考の実演では、ネットワークの通信トラブルでコピーの命令を送れませんでしたが、複合機の新しい活用法を提案 したことが審査員に高く評価されました。
メンバーの河野壮志さん(組込みソフトウェア工学科3年次生)は、「チーム名のIKSは、私と 石野一樹(同)、齊藤晃一(経営システム工学科3年次生)の頭文字から付け、一致団結してコンテストに臨もうという思いを込めました。使ったことのないプ ログラミング言語で、一から勉強する苦労がありましたが、その分、受賞はとてもうれしかった。この経験を後輩に伝えていきます」と笑顔で話しました。