東 海大学学生ロケットプロジェクト(TSRP)が6月2日~9日の8日間ISTS(International Symposium on Space Technology and Science.)で展示を行いました。ISTSは宇宙工学?科学に関する最も有名な国際学会で、開催目的は「宇宙工学」「宇宙科学」「宇宙医学」「宇宙 法」の専門家にプレゼンテーションを通じて情報交換を促し、宇宙関連活動を推進するシンポジウムです。
同プロジェクトは所属する大学宇宙 工学コンソーシアム(UNISEC)からの呼びかけで、今年3月に北海道大樹町にて打ち上げたH-29号機の展示をしました。同機は今後に必要な2段分離 システム、展開式フロートの技術実証を目的としたロケットです。ブースを訪れた方に概要、2段分離システム、展開式フロートをはじめ、ロケットの構造、ロ ケットエンジン、搭載計器について説明。また、UNISEC展示ブースでもあるため、UNISECの説明はもちろん、TSRPの団体説明、ロケットを実際 に触ってもらう、UNISEC所属団体の衛星の説明を英語?日本語で行いました。
展示に訪れた方からは「学生時代にモノを作って 実験して解析する経験は大変貴重だと思う(国内研究者)」「大学生でロケットを作っていることに驚いた(一般)」「私の大学でもハイブリッドロケットの打 上をぜひ行いたいので参考にしたい(国内他大学教員)」という感想をいただきました。また、「ロケットに関する技術を後日教えて欲しい」という海外研究者 の方や、「ロケットや衛星の実物を見ることができて嬉しかった。今度一緒にロケットに関する勉強をさせてほしい。」という大学生もいました。