Beijo Me Ligaが4月12日に青年の家跡地自然園(神奈川県厚木市)にて「第4回イースター祭」を、神奈川県内唯一の日系ブラジル人学校エスコラ?アクアレラ?ブラジル(以下アクアレラ)と協力して開催しました。
現在日本には約247万人の在日外国人が住んでおり、そのうち約29万人の外国籍をもつ子ども達がいます。その中には、祖国や日本の伝統的な文化に馴染みのない子も少なくありません。そこで本プロジェクトは、アクアレラに通う3~15歳の子ども達に祖国の文化を日本でも楽しんでもらおうと、キリスト教の祭日である『イースター祭』を行いました。ブラジルでのイースターは宗教的な意味合いを越えたイベントとして開催されており、生命の象徴する卵や子沢山のうさぎをモチーフに生命の誕生を祝います。
当日は、アクアレラの生徒と先生20名と、プロジェクト内外から集まった東海大生26名の計46名が集まりました。参加者はクレヨンで描いたうさぎの耳を頭に付け、メンバーが事前に隠しておいた160個の『イースターエッグ』を公園内から探し出す『エッグハント』を行いました。色とりどりの毛糸で飾り付けられた卵には飴玉が詰まっており、子ども達は楽しそうに探していました。
メンバーとアクアレラの子ども達は、お互いに緊張した雰囲気があったもののゲームをしていくうちにお互いの名前で呼び合えるほどに仲が深まりました。
参加したアクアレラの子ども達は「また卵探しをしたい」といった感想を述べました。
プロジェクトリーダーの瀧本健さん(工学部動力機械工学科2年次生)は「今回の企画を通してアクアレラの子ども達はもちろん、わたしたち自身もブラジルの文化に直接触れることでイベントを楽しみながら学習することが出来ました。子ども達には、これからも祖国と日本を今以上に好きになるような企画を提案し続けたいです」と語りました。
出典:法務省 在留外国人統計 国籍?地域別 年齢?男女別 総在留外国人(2014年12月末)