bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户ソーラーカーチームがワールド?グリーン?チャレンジ?ソーラーカーラリーで2連覇を達成しました

bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户スチューデントアチーブメントセンター(SAC)のbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户ソーラーカーチームが、8月9日から11日まで秋田県?大潟村ソーラースポーツラインで開催された「ワールド?グリーン?チャレンジ」(WGC)のソーラーカーラリーに出場。2019年にオーストラリア3000kmを縦断する世界最大級のソーラーカー大会「ブリヂストン?ワールド?ソーラー?チャレンジ」(BWSC)で準優勝したマシン2019年型Tokai Challengerで112周回(総走行距離672km)を記録し(悪天候のため1周約6kmの短縮コースで実施)、昨年度に続いてマシンの規格で分けられるチャレンジャークラスで優勝し、2年連続で総合優勝にあたるグランドチャンピオンを獲得しました。

WGCは、全国から高校、大学、社会人らによるチームが集うソーラーカー大会です。工学院大学や神奈川工科大学、広島県?呉港高校などBWSC出場経験のあるチームも参戦するなど、高いレベルで技術力やレース運営力を競い合っています。ソーラーカーチームは、BWSCなど国際大会への出場を活動のメーンとしていましたが、昨年10月に予定されていたBWSCがbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户感染症拡大の影響で中止となり今年度も国際大会が開かれないことから、プロジェクトメンバーが経験を積む場とするとともに、大会での成果を23年度に予定される次回のBWSCにつなげることを目的として今大会での連覇へと照準を合わせて活動を展開してきました。

大会期間中は、8月7日に同じく大潟村ソーラースポーツラインで開かれた電気自動車の大会である「ワールド?エコノムーブ」に出場した電気自動車チームのメンバーも含め23名のプロジェクトメンバーと、プロジェクトアドバイザーでチームの総監督を務める佐川耕平講師(工学部機械システム工学科)、監督の木村英樹教授(同)らが現地入りしました。今大会に挑んだ19年型Tokai Challengerは、低空力かつ超軽量ボディに加えて高効率な太陽光発電とモーター技術を誇るとともに、低転がり抵抗タイヤなどによる優れたエネルギー性能を有しています。8日の車検を問題なくクリアすると、タイムトライアルでは4番手のタイムを記録し、同位置からのスタートが決まりました。

初日は雨と強風が予想され各マシンは防水対策や戦略に悩まされるレースとなりました。スタート直後は東海大と工学院大学、呉港高校が三つ巴のトップ争いを展開。東海大は計測システムなどのトラブルが発生し、何度もピットインを強いられましたが、その都度、迅速に対応して首位を独走しました。2日目はスタートから1時間40分後に豪雨に見舞われ、レースが中断。コースにたまった雨水の排水作業などを経て4時間後に再スタートを切ります。強風の中でも安定した走行を見せたTokai Challengerは、この日の終了時点で合計70周を記録し、トップで最終日へとつなぎました。

初日、2日目に続いて悪天候に見舞われた最終日は、スタート直後に電気系統のトラブルでピットインを余儀なくされます。さらに約2時間30分経過したころに、コースの折り返し地点近くで、車線中央を走行する他チームのマシンを追い越そうとした際に接触。両チームともマシンは自走が可能でしたが、Tokai Challengerは左側前方部分が大破し、ライトやソーラーパネルにまでダメージを受けてしまいました。ピットまで戻ったマシンの修復作業は約1時間を要しましたが、佐川総監督、木村監督の指導をはじめ、レース経験豊富な上級生を中心に学生たちが冷静かつ的確に作業を進行。電装系や機械系の修復を終え、約1時間の停車で、2番手の位置でコースへと復帰しました。その後も、時折強い雨に見舞われる難しいコンディションでの走行となりましたが、すぐにトップを奪い返すと2位以下との差を見ながら順調に走行。最終的に2位の工学院大に3周差をつけて優勝を果たしました。

「期間中は東北地方に停滞した前線の影響で大雨をともなう天候となり、太陽光発電がほとんど得られない状況でした。エネルギーマネジメントや、軽量で転がり抵抗と空気抵抗が小さい炭素繊維強化プラスチック製のボディなど、極めて高度な省エネルギー技術がレースの勝敗を分ける展開となりました。大雨による競技中断や他車との接触によって破損した車体の応急修理などのアクシデントがありましたが、学生メンバーのチームワークによって、徐々に走行距離を伸ばせたことが勝利につながりました」と木村教授。ドライバーとしても学生たちをけん引した佐川講師は、「一時も気を緩めることのできない厳しい3日間のレースとなりましたが、初日から自分たちのペースをつくれたことが大きかったと感じています。大きなトラブルにも見舞われましたが、学生たちはあわてることなく対応し、自分たちがやるべきことをやり、周囲にも配慮して指示を出せていました。大会を通じて大きく成長してくれたと思います。23年のBWSCに向けて新型マシンの開発を進めていきますが、今後も現場での経験を積む機会も増やしていきたい」と語りました。

学生リーダーの宇都一朗さん(大学院工学研究科1年次生)は、「ディフェンディングチャンピオンとして大潟村に戻ってきて、さまざまな試練を乗り越えて今回も優勝できたことにほっとしています。チームとしてこの結果に満足することなく、今後に向けてこの成果を生かし、努力を続けていきます」と力強く語っています。