スチューデントアチーブメントセンターのチャレンジプロジェクト「サイエンスコミュニケーター」が2月14日に、平塚市立八幡小学校で「ふしぎなサイエンスショー」を開催しました。今回のイベントは、同校の放課後児童クラブ「やわた子ども村」と平塚市立八幡公民館が子ども会行事の一環として主催したもので、子どもや保護者ら約100名が参加しました。
当日は初めに八幡公民館地区公民館長の原田茂氏があいさつ。続いてプロジェクトリーダーの清家一真さん(理学部3年次生)がプロジェクトの活動を紹介し、子どもたちが3つのグループに分かれて実験ショーやワークショップのブースに移動しました。「光の実験ショー」では赤外線や可視光、紫外線の違いを説明し、「赤と青の光を混ぜたら何色の光になるでしょうか?」「UVライトを当てて光る物はどれでしょうか?」といったクイズを出題。それぞれの光を重ねて色が変わる様子や、お茶やトニックウォーター、レモンアメ、栄養ドリンクにライトを当てる実験を披露しました。ワークショップでは各テーブルで学生がサポートしながら、偏光板とセロテープでステンドグラスを工作したほか、水で薄めた洗濯のりとホウ砂、蓄光塗料を混ぜて光るスライムを作りました。参加した子どもたちは、「いろいろな実験が見られて面白かった」「教えてもらった工作を家でも挑戦してみたい」と笑顔を見せました。やわた子ども村で理事を務める米澤英子氏と中岡千鶴子氏は、「コロナ禍以降は子ども会の行事を開催できていなかったので、年齢問わず楽しめるイベントを開きたいと思っていました。学生の皆さんのおかげで、子どもたちが楽しんでいる様子が見られました」と話していました。
清家さんは、「体験を通して科学を楽しく学んでもらおうとプログラムを準備してきました。想定していたよりも多くの子どもたちに来ていただくことができ、さまざまな反応が見られてよかったです」と振り返りました。