bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户では、8月22日、23日に東京ビッグサイトで開催された「大学見本市2024~イノベーション?ジャパン」(主催:国立研究開発法人科学技術振興機構)に研究シーズを出展しました。この催しは、全国の大学や公的研究機関等から創出された研究成果の社会還元や技術移転の促進、実用化に向けた産学連携等のマッチング支援を目的とした国内最大級の産学連携イベントです。2日間で11,000人が来場し、本学からは5名の研究者が、特許を取得または出願中の新技術を紹介しました。
「健康?医療」分野には、先進生命科学研究所の岩岡道夫所長(理学部化学科教授)が「硫黄?セレン?テルルを含有する機能生体分子の合成技術」をテーマに出展。共同で研究を進めている荒井堅太准教授(理学部化学科)と、子宮内膜症に対する抑制効果が報告されている妊娠ホルモン「リラキシン」などの物質を簡便な方法で高収率?高純度に化学合成する方法を紹介しました。医学部医学科の今井仁講師(総合診療学系健康管理学領域/総合医学研究所)は、「特殊な大腸菌を狙ったクローン病の新規治療法の開発」と題して発表。根治療法のない難病指定疾患?クローン病の原因となる接着性侵入性大腸菌「AIEC」に特異的に反応する抗体「IgA」を活用した、新たな診断?治療法の開発につながる成果を紹介しました。
「食料?農林水産」分野には、海洋学部水産学科の清水宗茂准教授が、「マイクロプラスチックを体外排泄する食餌材料」をテーマに出展。生体内に蓄積して影響を与えるとされているマイクロプラスチック(微細なプラスチック粒子)の対外排出を促進する、安全性の高い食餌材料を紹介しました。
「情報通信」分野に出展した情報理工学部コンピュータ応用工学科の竹村憲太郎教授は、「イベントカメラによる明?暗瞳孔法を用いた高速瞳孔追跡」をテーマに発表。能動的な光源の制御によって生じる明?暗瞳孔のイベントを観測して瞳孔を検出し、2000Hz以上という高速で微細な眼球運動を計測できる技術をアピールしました。理学部化学科の冨田恒之 教授は「赤外励起蛍光体の開発と新規なイメージングデバイス応用」と題して、赤外線で励起して赤?緑?青の可視光を発光できる蛍光体を紹介し、注目を集めました。
各ブースには多くの企業の研究者らが訪れ、技術の応用や実用化の可能性について意見を交わす姿が見られました。また、22日には竹村教授と清水准教授、23日には岩岡所長が「ショートプレゼンテーション」に登壇し、研究概要を説明しました。