ライフセービングクラブの女子がプールインカレで4連覇を達成しました

湘南キャンパスのライフセービングクラブが、2月15、16日に栃木県?日環アリーナ栃木で開かれた全日本学生プール競技選手権大会(プールインカレ)に出場。女子が総合優勝を果たして大会4連覇を達成しました。レスキューに必要な救助技術と体力を競うプールインカレは、7つの個人種目と5つのチーム種目で行われ、各種目で上位8位入賞までの総合得点で団体総合順位を争います。

女子は、今年度の世界選手権大会に日本代表として初出場した待井ひなた選手(健康学部3年次生)と小久保琴音選手(体育学部4年次生)がチームを牽引しました。個人種目では待井選手が出場した5種目全てで大会記録を更新して優勝。そのうちマネキンキャリー?ウィズフィンでは日本新記録を樹立しました。小久保選手は、スイムやマネキンの救助を組み合わせた種目であるスーパーライフセーバーで大会記録を塗り替えるなど2種目で優勝し、両選手が個人全種目の頂点を独占しました。さらにチーム種目にも出場して4種目を制覇。マネキンリレーでは昨年度大会でチームが打ち立てた大会記録を2.63秒上回って優勝するなど好成績を残し、2位の日本体育大学に約30ポイント差をつけて大会4連覇を果たしました。待井選手は、「個人種目では昨年度自分が立てた大会記録を日本新という形で更新でき、1年間で基礎的な泳力が上がっているのを実感しました。大会4連覇できたのはチームで優勝という目標に向かって、皆でポイントを獲得できた結果」と語りました。一方の男子は8種目で入賞し、総合4位に入りました。

また、今大会と昨年6月の全日本学生SERC選手権大会、9月の全日本学生選手権大会3大会の総合成績で年間王者を争う「全日本学生シリーズ」では、男女ともに準優勝となりました。女子の金子彩紀主将(同)と男子の本間春翔主将(同)は、「年間王者を目指していただけに悔しい結果となりました。この思いを来年度につなげ、男女同時に3大会優勝して、年間王者になってもらいたい」と後輩たちに思いを託しました。

大越正大部長(体育学部教授)は、「学生シリーズの優勝もかかっていた今年度最後の大会だったので、全員が特別な思いを持って練習から取り組んでいました。悔しい思いがある以上、学生たちは選手として、ライフセーバーとして心身ともに成長し続けてくれると思います」と期待を寄せていました。