国際教育センターでは2月20日から3月4日まで、フィンランド?ヨウツェノ国民高等学校の学生を対象にした短期研修プログラムを実施しました。同校は、フィンランド南東に位置するラッペーンランタ市にある成人教育機関です。今回来日した学生12名は「日本語?日本文化コース」を専攻しており、日本語能力試験や全国日本語スピーチ大会の出場などを目標に日々学んでいます。本研修は、本学の文化社会学部北欧学科(文学部北欧学科)の学生を始め、さまざまな学部の学生や、本学に在学する留学生との交流を深めながら、日本の文化に触れてもらうことを目的に2017年から行っているものです。
期間中は、国際教育センターの教員による日本語の授業のほか、秦野市民の協力を得て行ったお茶?着付け体験や平塚市内の一般家庭へのホームビジットも体験。歌舞伎も見学しました。また、付属相模高校も訪問し、筝曲同好会や茶道部、英会話部の生徒と交流しました。3月4日には研修での体験をもとに日本語での発表も実施。研修をサポートした本学学生や教員を前に、「温泉」や「自動販売機」「好きな菓子」「大学のクラブ活動」のテーマで、日本人学生へのアンケート調査や実際に利用した感想、日本とフィンランドの違いなどを発表しました。
トンミ?クヤネンさんは、「学校を訪問し、ホームビジットを体験できる貴重な機会だと思い、参加を決めました。日常生活で使うカジュアルな日本語に触れ、多くの日本人と話して正しい発音を学ぶなど素晴らしい研修でした」とコメント。ミーサ?ポッラネンさんは、「異なる文化を体験し、新しいものごとを勉強したいと思い参加しました。研修を通して、以前よりも緊張することなくコミュニケーションが取れるようになったと感じています。着物の着付け体験など、日本文化に触れる機会がたくさんあったこともいい思い出になりました」と話していました。