イメージング研究センターが「装置講習?中級編」を開催しました

湘南キャンパスのイメージング研究センターでは7月5、6日に、ニコンインステック株式会社の専門技術者がさまざまな光学機器の使い方をレクチャーする「装置講習?中級編」を開催しました。ニコンインステックとの産学連携包括協定に基づいて2016年に開設された本センターには、X線CTをはじめとする産業用の機器のほか、白色干渉顕微鏡や正立顕微鏡などの各種顕微鏡をそろえており、学生や教員だけでなく、企業や学外の研究者も、所定の基礎講習を受講すれば利用できます。今回の講習会は、センター開設以来、利用者数は年々増加している一方、より高度な使い方を学ぶ機会がほしいとの要望が多く寄せられたことから、ニコンインステックの協力を得て初めて実施したものです。

開催にあたっては、事前に参加者から不明点や質問事項に関するアンケートを実施。講習では、白色干渉顕微鏡や全反射顕微鏡、X線CTなど5つの機器について、ニコンインステックの技術者が質問内容に答えながら機器の操作方法やデータ処理の進め方などを解説していきました。参加者からは、「メーカーの専門技術者から直接学べる機会は大変貴重で、こうした機会を設けてくれたことに感謝しています。装置全体についても説明を受けられたのもよかった」「企業では短期間で結果を出すことが求められるため、効率よく必要なデータを収集する方法を学べたのは大変ありがたかった。これまで漠然と理解していた部分についても知見を深めることができたので、研究を次のステップに進められると考えています」「研究でデータを使うためには実験機器の特性やデータの読み取り方を正確に理解しておく必要があり、自分なりの不明点を高度な知識を持つ技術者に質問できるこうした講習会は大変有意義だと思う」といった感想が聞かれました。

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