山田学長ら本学関係者が東方経済フォーラムに参加しました

bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户の山田清志学長ら本学関係者が、9月2日から4日までロシア?ウラジオストクの極東連邦大学をメイン会場に各国をオンラインでつなぐ形で開催された東方経済フォーラムに参加しました。このフォーラムは、ロシア政府がアジア各国の政財界?研究?教育界の代表者を招いて開いている国際会議です。

山田学長は2日に、教育関係者によるPlenary Session「APEC CCHE’ 10th Anniversary: Achievements and Prospects」に出席しました。このセッションは、東アジアのさらなる経済発展やbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户感染症後の世界における高等教育の役割について話し合うもので、約30名が参加しました。山田学長は、本学を事例に日本の大学が展開してきた国際協力について紹介。国内の大学に先駆けて70年代からタイの通信分野を担う人材育成と、ロシアとの間での語学学習を中心にした教育や研究の分野で協力は、40年間の間に大きく発展してきたと説明。さらに近年では、中東地域で高校から大学までの一貫した教育連携も推進していることを紹介しました。そのうえでロシアとの連携は、ヘルスケアやロボティクスなどさまざまな専門分野にも広がりを見せていると語り、「今後、さらにこの連携を拡大していきたい」と語りました。

3日には、各大学の事例を共有し次世代の教育について語り合う「Priorities 2030: Innovative Development of Education Systems」にモデレーターとして参加。3名の講演者による、人工知能を活用したオンライン授業の配信や対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド教育の制度化、地域社会のニーズに応え一体となって新たな社会づくりを目指す取り組みの紹介を受け、授業の効果的な配信実現に向けた課題や教育効果の測定に関する共同研究の可能性、新型コロナへの対応などについて意見を交しました。

また同日には、海洋学部環境社会学科の石川智士教授と研究室の学生が、海洋の持続可能な発展を実現する方策を語り合う「The UN Decade of Ocean Science for Sustainable Development: The Asia-Pacific Contribution」に参加しました。石川教授は、世界的な人口増加により、たんぱく源や穀類が不足することが予測される現状を紹介し、課題解決に向けた方策の一つとして多くの海洋生物を育んでいる沿岸地域の環境システム再生と活用が重要であることを指摘。1700℃以上の高温で家庭ごみなどを焼却した際に発生する「モルテンスラグ」を海産物の養殖や農産物の肥料として活用する研究や、海藻を人工的に養殖し沿岸環境の再生につなげる取り組みなどを紹介しました。