「2021年度研究交流会”超カレッジ的研究推進のために~カレッジ間の連携?カレッジ内の連携”」を開催しました

3月8日に、bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户2021年度研究交流会「“超カレッジ的研究推進のために~カレッジ間の連携?カレッジ内の連携”」をオンラインで開催しました。研究交流会は、総合大学の強みを生かし、理工系や文系、医学系など幅広い分野の研究者による共同研究の促進などを目的として2015年度から実施しています。今年度はbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户感染症拡大の影響により、オンラインのバーチャル空間「oVice(オヴィス)」とグループウェア「Teams」を使って開催しました。

開会にあたり稲津敏行副学長(工学部教授)があいさつし、「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户は特色あるさまざまな研究活動を行っており、大きな強みの1つだと考えています。また、今回は学部学科や研究所などをカレッジとしてまとめ、教育研究活動を運用していく制度についても意見交換や討論の場を設けていますので、どのような利点や改善が必要か検討してください。この交流会が研究活動やカレッジ制のさらなる発展につながることを期待しています」と述べました。今回は、研究発表として「異分野融合による研究推進」「QOL(健康?福祉?医療)関連」「農業を加速するエンジニアリングを目指して」「環境関連」「教育関連」にテーマをわけてディスカッションを実施。また、トークセッションとして「研究者トークセッション?外部資金獲得において心がけている事」「カレッジ”オフィス”トークセッション?研究支援業務における現状と課題」「新プロボストトークセッション?カレッジ間?カレッジ内の研究推進?研究連携にむけて」と3つのセッションも開催。

研究発表は1テーマにつき4人から21人の研究者や職員らが自身の研究をはじめ、連携向上への取り組みを発表しました。

「異分野融合による研究推進」では、大学院体育学研究科の教員らがスポーツスキルのメカニズム解明に関する研究事例を紹介。「QOL(健康?福祉?医療)関連」では、医学部の教員らがデジタル聴診デバイスを用いて心音をデジタル化することで遠隔診療への応用が期待できる研究などを報告しました。また、「カレッジ“オフィス”トークセッション?研究支援業務における現状と課題」のセッションでは、カレッジオフィスの代表者3名と北夕紀准教授(生物学部)が登壇。昨年9月から新しい事務組織に移行したことで、各々が直面した問題や取り組みを共有。職員らは、「以前よりも学生や教育との距離が近くなったので、他カレッジとの情報共有がさらに充実すれば、より円滑に動けるようになる」と連携促進への意欲を語りました。さらに、「新プロボストトークセッション?カレッジ間?カレッジ内の研究推進?研究連携にむけて」では、ユニバーシティビューロ―の岩森暁ゼネラルマネージャー(研究担当/工学部教授)がファシリテーターを務め、4月からカレッジ責任者であるプロボストに就任を予定している情報通信学部の濱本和彦学部長、医学部の森正樹学部長、観光学部の藤本祐司学部長、網野真一札幌キャンパス長(生物学部教授)が登壇。はじめに、岩森GMが「プロボスト」の役割を解説し、登壇者4名が「重点的に取り組みたいこと」について報告。教員が学生から刺激を受けられる環境づくりや学部学科を超えた連携?共同研究についての提案など、総合大学の利点を活用したシステム構築に向けて議論を深めました。

閉会式では山田清志学長(教養学部教授)が登壇し、「oViceという新しいシステムでの開催で多少の戸惑いはあったものの、プロボストに関するトークセッションをはじめ、研究推進や連携に向けてとても有意義な時間を過ごせたのではないかと思います」と語りました。

また、開催中は教員らが研究内容を1枚の写真で表現した「リサーチ?アート」の投票や、参加者による研究紹介もオンライン上で開かれ、参加者たちが交流しました。