ヨーロッパ学術センター(TUEC)は、8月から9月にかけてサマーセッション科目等を開講する3学部3学科の学生と引率教員を受け入れました。
8月23日にデンマークに到着した医学部看護学科は、デンマーク看護協会、看護の伝統的な名門校であり学術交流協定を締結しているデアコネス大学看護学部などを訪問したほか、TUECにおいてデンマーク在住のbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户同窓会員とも交流しました。シルケボーでは、VIAユニバーシティカレッジを訪れ、病院、ヘルスセンター、ホームケアセンターなどの見学とともに、本学学生による英語でのプレゼンテーションおよびデンマークの学生とのディスカッションを実施。さらに今年5月に日本で研修したデンマークの学生とも再会し、交流会を行いました。
8月28日からスタートした健康学部健康マネジメント学科の「フィールドワークC」の研修では、デンマークにおける健康を総合的に学ぶという視点から、高齢者(重度の認知症)ケア施設(福祉)、オーガニックガーデン(食)、自転車施策を学ぶためにコペンハーゲン市(環境)、フォルケホイスコーレ(国民高等学校、デモクラシー教育)、ルイジアナミュージアム(文化?建築)、ジョブセンター(福祉国家と就労)などを訪問。移動は一部、自転車を使用するなど、頭と身体をバランスよく使うプログラムでした。オーフスのVIAユニバーシティカレッジでは福祉テクノロジー研究所の研究員、学生とともに今後の研究連携についても議論しました。コペンハーゲン大学では学生交流のほか、保健医療システムや教育と健康に関係する研究などのレクチャーも受けました。
文化社会学部北欧学科は、「北欧現地研修」の授業の一環として、フィヨルドなどの自然資源を学ぶノルウェー研修を経て、9月5日にデンマークに到着。デンマークの文化社会を学ぶという観点からアンデルセン童話の故郷であるオーデンセのミュージアムを見学し、バイキングの生誕地とも言われるロスキレを訪問したほか、BOSEIフォルケホイスコーレならびにコペンハーゲン大の学生とも交流を深めました。
TUECのヤコブ?スキュット?イエンセン事務長は、「新型コロナの影響もあり、日本からの研修団がデンマークを訪れる機会は減っていましたが、規制が解除された今年の夏は3学科から連続して訪問を受け入れました。ほぼ同時期に重なりましたが、皆さんの協力により充実した研修ができました」とコメント。コーディネーターのアレックス?ヴォーラさんは、「研修団の学生?教員の方と触れ合い、皆さんが満足する顔を見られてよかった」と話しました。TUECの堀真奈美所長(健康学部教授)は、「今年は教育的な視点だけでなく、学生間交流や学術?研究交流を目的としたプログラムがあったことが印象的でした。それぞれの研修については各学部学科で引率教員の先生方から報告?共有されると思いますが、3学科のプログラムを網羅的に見られたことで、それぞれ訪問視察先は異なっていてもデンマークはbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户の建学の精神の源流にあると再認識しました」と話していました。