湘南キャンパスで活動するヨット部女子の大村杏奈選手(工学部4年次生)と勝間田鈴音選手(文化社会学部4年次生)が、9月9、10日に行われた関東学生選手権大会女子レースのスナイプ級で初優勝しました。スナイプ級は艇の舵を取る「スキッパー」と、周囲の状況をナビゲーションする「クルー」の2名で2枚の帆を操り、ヨットから身を乗り出して並行を保ちながらゴールを目指す種目です。男女約10名が所属するヨット部では、スナイプ級での大会出場に向けて練習に取り組んでいます。
4レースごとの着順によって反映される得点を競う今大会は、強風の影響で9日に予定されていたレースが中止に。10日にすべてのレースを行い、20チームで優勝を争いました。大村選手と勝間田選手は、第1レースを2位で終えて好スタートを切ると、その後の第2レースを7位、第3レースを6位と安定した順位で試合を進め、最終レースは3位でフィニッシュ。合計得点を18とし、2位の日本大学に3点差をつけて優勝しました。
中学2年生から競技を始めたスキッパーの大村選手は、「今回のレースは、1位になったチームが次のレースで10位に落ちるなど、波乱の展開になりました。ペナルティを受けることなく、平均して高い順位で終えられたことが優勝につながったと思います。就職活動や大会運営の準備などで、大会に向けて十分に練習はできていなかったのですが、これまで積み重ねてきた経験が実を結びました」と話し、勝間田選手は、「大学からヨット競技を始め、仲間たちにはたくさんの知識を教えてもらいました。私たちにとって学生最後となった大会でヨット部女子の最高成績を収められ、有終の美を飾ることができてうれしいです」と話しました