湘南キャンパス6号館B棟に学生の憩いの場が完成しました

建築都市学部の岩﨑克也学部長(建築学科教授)の研究室と学長室施設設備担当の職員による「Mi-3プロジェクト」(Mi-3=Mission/Miracle/Million)が手がけた大型家具を、3月7日に湘南キャンパス6号館B棟ロビーに設置しました。プロジェクトでは、キャンパス内で2010年度以前に整備された設備を学生の憩いの場に作り替えることで、利用率や満足度向上を目指して活動しています。

昨年6月にスタートしたプロジェクトでは、学生たちが持ち寄ったデザイン案を基にディスカッションを重ね、施設設備担当職員へのプレゼンテーションを経て、空間を構成する大型家具「ジャイアント?ファニチャー」を製作する案に決定。コストや施工性のほか、構造デザインなどが専門の田中正史准教授のアドバイスも受けて安全性も考慮し、検討を重ねてきました。2月末には湘南キャンパスに届いた木材に塗装を施し、3月4日から7日には木材の加工会社?VUILD株式会社の協力を得て学生たちの手で組み立て。木材で明るいイメージの家具を目立たせると同時に空間に奥行きが出るよう、壁も白から淡いチャコールグレーに塗り替えました。

学生たちは、「デザイン案を考え始めた当時、6号館の調査に訪れた際には理工系や体育系など幅広い学部の講義が開かれる教室が集まっているので人は多いけれど、照明が暗く均質的でにぎわってはいない印象でした。ロビーには時間をつぶすために来ている人が大半ではないかと考えました」と振り返ります。学生の憩いの場を形成するために、リーダーの玉井颯さん(大学院工学研究科1年次生)は、「半円の内側は椅子として座って友達と話したり、机にパソコンやノートを広げたりするスペースを設け、外側は一人で静かに過ごせる空間にするなど、家具を中心にさまざまな居場所をつくりました」とデザインの意図を語ります。指導に当たった岩﨑学部長は、「使用する材料一つとっても、重さ、施工性、コスト、安全性などさまざまな視点から何度も考え、そのたびにデザインを細かく修正しました。学生たちにとって模型作りまでは課題の延長でしたが、その先を形にしていく中で構造的合理性とデザインの落としどころを探り、コストとも折り合いをつけていく生きた教材に取り組む貴重な経験ができたのではないでしょうか」と話しています。

なお、プロジェクトでは4月にお披露目会を実施する予定です。