文化社会学部北欧学科では3月15日に、神奈川県鎌倉市内でノルウェーにあるハーデランドフォルケホイスコーレとの交流会を実施しました。ハーデランド校は、アジア圏の言語や文化を学ぶ学生が在籍する寄宿制の教育機関です。2023年9月に「日本(語学?文化)コース」が設立され、同コースの担当教員であるスメスル幸氏から「同年代の日本人学生との交流を深めたい」という依頼があり実現しました。2月には、本学科の学生4名がハーデランド校に2週間の留学体験をし、日本語の授業サポートなどに取り組んでいます。
当日は、日本研修の一環で来日中のハーデランド校生15名と、北欧学科で開講しているノルウェー語科目の受講者ら13名が参加しました。4、5名のグループに分かれ、鶴岡八幡宮を参拝した後は、北欧学科の学生による案内で鎌倉駅周辺を散策。英語やノルウェー語、日本語を交えて、趣味や互いの国で興味のあることなどを質問し合いながら、飲食店や土産物屋が並ぶ小町通りや鎌倉大仏殿高徳院、長谷寺など代表的な観光地を巡りました。集合場所となった由比ヶ浜海岸では、互いの国のお菓子を交換し合ったり、一緒に写真を撮ったりするグループもあり、学生たちの笑い声が響きました。ハーデランド校の学生は、「これまで勉強してきた日本語を話しながら、現地の文化に触れることができてうれしい」とコメント。参加した本学の学生は、「留学中に出会った友人たちと再会でき、日本のことを紹介できてよかった」「現地の学生と交流したいと思いながらも留学に行くのは少しハードルが高いと感じていたので、今回はとてもいい機会になりました」と話していました。
スメスル氏は、「学生たちにとって、日本がさらに好きになるきっかけになったと思います。私たちのコースは入学から1年で卒業となりますが、今回できた縁を卒業後もつなげてもらいたい」と話し、交流会を企画した北欧学科の浅井亜希講師は、「学科として、現地の学校との新たな交流が生まれ大変うれしく思います。また来年など、本学学生の留学体験を受け入れていただくなど、さらに交流を深めていけたら」と語りました。