コロナ禍も3年目、大学はほぼ対面授業に戻りつつありますが、まだそれ以上の旅行や留学を考えるのは難しい時期かもしれません。しかし、「いつかは海外に出てみたい」、そういう思いを持つ方もいるかと思います。今回は、そういう「夢」を叶えた大学院留学のお話を書いてみたいと思います。
私が留学したエセックス大学(University of Essex)は、bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户の提携校でもあり、特に社会科学の分野で定評のある大学です。イーストアングリア地方の都市の一つ、コルチェスター郊外に位置しています。コルチェスターは、ローマ時代の遺跡や古い町並みが残る静かな町ですが、大学のある郊外は、まるで自然公園のようです。(*一番下のリンク先を参照)
私が社会学部大学院に留学したのは38歳。若いイギリス人ばかりのゼミでひとり年嵩のアジア人、なんてことになったら居づらいなあ、と思っていましたが、それは杞憂でした。ゼミでは(大学院の授業は日本同様、少人数のゼミ形式です)、様々な年齢の、様々な国からの留学生が多く、学部から上がったイギリス人学生の方がむしろ少数派。写真は教室を借りて40代を過ぎた友人の誕生日パーティの様子ですが、イギリス人は彼女を含め二人だけ。中央アジア?キルギス出身、南米?チリ出身の友人がケーキにろうそくを立て、私は仲良しの香港出身で当時21歳のヴィエンと一緒に切り分けられたケーキを食べました。
今後、日本の大学も学部、大学院に関わらず、多様な人々が集まる場所になっていくと思います。そして海外の学生とオンラインでつながる、そんなことも日常の風景になっていくのかもしれません。
エセックス大学周辺の風景写真?Google Mapより