全ての機械に通用する4力学?機械材料学?設計製図
そして未知の課題へのアプローチ
「機械工学」とは機械の科学的な視点から設計し生産するための学問です。目に見える?形があるモノを生み出して社会に貢献することができる、それが機械エンジニアの醍醐味です。機械エンジニアのアウトプットは設計図です。その設計図を書くためにはさまざまな知識が必要です。特に重要なのが「4力学」と呼ばれる学問です。材料の変形や強度を考える「材料力学」、空気や水の流れを考える「流体力学」、熱から運動への変換や、熱の流れを考える「熱力学」、機械の振動や運動を考える「機械力学」です。
また、材料の選択や加工法を考えるのが「機械材料学」です。一方で教科書には書かれていない未知の課題を解決することにより高い価値の製品を開発することが可能になります。そのためには実験やコンピュータシミュレーションを実行して独自の結論を導く力が必要です。社会に出てからは多くの関係者と共同で課題を解決していきます。自ら考えを発信したり機械を使う顧客の意見を聞いたりするなどのコミュニケーション力も重要です。
■学科長より受験生の皆さんへ
当学科は2022年度にリニューアルしました。産業界の意見をよく聞きオーソドックスな機械工学の科目(4力学など)が確実に身に付くカリキュラムとしました。何事も基礎が大切です。さらに、より具体的なものづくり技術を体得していただくために機械材料分野を強化しました。これは本学科の特徴です。もちろんデータサイエンスなどの新しい科目も導入しました。大変そうですか?心配は無用です。指導教員制などの手厚いサポート、就職サポートを戦略的に推進しています。安心してご入学ください。
機械工学科紹介動画
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【溶ける金属が未来を救う機械材料のろう付】
皆さんが元気に長生きできる社会を創るために必要な二酸化炭素排出量低減を実現できる科学技術を紹介します。理解すればお金儲けができるかも?
工学部 機械工学科 宮沢 靖幸 先生
https://douga.yumenavi.info/Lecture/PublishDetail/2024003411
機械工学科ニュース
機械工学科の特色
基礎力?応用力?実践力を身に付ける多彩な科目があります。企業や研究機関での実務経験?共同研究経験のある教員から指導を受けることが可能です。
1?2年次は基礎的な科目を重点的に学習します。特に4力学(材料力学?流体力学?熱力学?機械力学)は演習を行いながら無理なく深く学びます。3年次はより高度で応用的な内容を学びます。
設計製図科目、実験科目、アクティブラーニング科目はインタラクティブに進められます。個々の疑問に答えるきめ細やかな指導を受けることができます。
4年次の卒業研究は学びの集大成です。教員と共に最先端の研究を行い、応用力と技術力?コミュニケーション力を伸ばします。企業や外部研究機関との共同研究に参画することも可能です。
機械エンジニア、機械開発のリーダーになるために
必要な力を身に付けます。
① 機械工学の高度な専門知識
②ものづくりのための発想を
他者に伝えて議論する力
③ どの分野でも通用する
未知の課題へのアプローチの仕方
研究室紹介
槌谷研究室????マイクロマシンの研究開発
マイクロマシンとはその字の如く”小さな機械”です。ナノテクノロジー技術やマイクロマシン技術によってモータや歯車を用いることなくエネルギーを変換して動く材料を創製し、また部品を組み立てずとも動作機構を備えることを可能にします。それらの技術を融合したマイクロマシンは、小型化に限界があるウェアラブルデバイスやセンサなどの健康管理デバイスへと発展します。
長谷川?葛生研究室????熱音響現象の研究
工場、自動車、船舶などが使用している燃料由来の熱エネルギーの半分以上は廃熱として捨てられています。本研究室では熱と音を利用した現象である熱音響現象の研究を行っています。熱音響現象を応用することで廃熱を再利用し「発電や冷却?加熱」を行うことも可能です。卒業研究では計算、実験、機械加工を学生自ら行うことで社会に出た後も役立つ力を身に付けることを目標としています。
葛巻研究室????多彩な異分野融合研究
当研究室は、得意とするナノスケール物性計測技術を背景にナノカーボン物質の合成や多彩な異分野融合研究に取り組んでいます。特に、考古学?情報科学と連携した古代金属器?土器の解析技術の開発や、医学?理学?農学と連携した人工靱帯の形成?再生医療の研究に取り組む学生らは異分野融合ならではの難しさや面白さを経験しながら多くの仲間と共に刺激的な研究室ライフを送っています。
窪田研究室????新しい材料加工技術の開発
全ての形ある工業製品は材料を加工することで生み出されています。当研究室では自動車や医療機器などへの適用を目指した新しい塑性加工技術を研究しています。卒業研究では学生が自ら工夫して新しい加工法を考えます。共同研究企業の技術者と学生が議論をする機会も多くあり、特許出願や学会発表を行いながら経験を積みます。ものづくり技術者として活躍できる力を磨きます。