健康学部健康マネジメント学科では9月30日に湘南キャンパスで、デンマーク研修の報告会を行いました。本研修は2年次生以上の選択科目である「フィールドワークC」の授業の一環として実施しているもので、今年度は8月25日から9月4日まで現地を訪問。bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户ヨーロッパ学術センターを拠点に3大学、13機関?団体の協力を受けてプログラムを実施しました。
事前学習では一人ひとりが研修テーマやそれを深めるための「問い」について考えていきました。それをもとに、報告会では研修に参加した8名の学生がそれぞれテーマを設けてまとめてきた成果を教員に向けて発表しました。「障がい者福祉」をテーマにした学生は、発達障がいのある青少年の支援施設「タガスコーレン」を訪れ、オーフス大学では自閉症の学生と話す中で、福祉国家について当事者の視点から考察ができたと語っていました。「フォルケホイスコーレ」では毎朝の朝礼で「今、熱中していること」や「政治」について学生が話しており、「人との対話、自分と異なる意見を聞くことを大切にしていると感じました」と話しました。また、多くの人が共同で生活する「コレクティブハウス」について報告した学生は、「自然と小さなコミュニティが形成され、孤独になりづらい環境ができていました」と報告。また、現地では栄養についても学ぼうとスーパーマーケットやオーガニック?ファームなどを訪れ、学生たちは「野菜や砂糖?塩の摂取目安を国民が守れるように値段設定がされていました。若者の間に有機食材しか買わない人が増加しているほど、オーガニック野菜がブームになっていると知れました」といった感想を話していました。
発表後の質疑応答では、教員から「日本にも取り入れたほうがいいと感じたシステムはありますか?」との質問が挙がり、「大学が無償化されており、勉強に専念できる環境が整っていました。高校を卒業した後、ホイスコーレでさまざまな経験をしてから進路を決めるという仕組みもよかった」と回答。語学については湘南キャンパスのGlobal AGORAに週2回通って準備したという学生が、「飛行機の中から英語が伝わるのがうれしかった。現地の人との会話のキャッチボールも楽しめました」と話していました。そのほかにも、デジタルサイエンスやスポーツ、メンタルヘルスなどさまざまな分野に関する質問が挙がり、活発に意見を交換しました。