健康学部健康マネジメント学科の学生が10月31日と11月4日に、秦野市民を対象とした「健康バス測定会」で、血圧や骨密度などの測定に取り組みました。この測定会は、健康測定機器を積んだバスで公民館などを巡り、地域住民の健診の受診促進や健康意識の啓発などを目指すもので、本学科が同市と連携して展開しています。本学科では授業「フィールドワークA」におけるプログラムの1つとして、今年度は春学期にも3回実施しました。
秦野市保健福祉センターで開催した11月4日には、9名が参加。体組成と骨密度、血管年齢、血圧の測定のほか、合図とともに椅子から立ち上がって下肢のパワーとスピード、バランスを評価する運動機能分析器の測定結果の説明や運動に関するアドバイスも担当しました。さらに、保健師や管理栄養士による測定結果の個別説明に同席し、健康指導の方法についても学びました。
学生たちは、「測定方法をしっかり説明し、正しく測定することを心がけました。参加者に合わせた説明や言葉かけの大切さを実感しました。人々の健康に貢献できるよう、学びを深めていきたい」「地域の皆さんが自分の健康についてどう考えているか、どのような不安を持っているかなどを知ることもできました。健康をサポートする意義を体感でき、勉学へのモチベーションが高まりました」とコメント。測定会に参加した市民は、「緊張していましたが、学生さんが“深呼吸して、リラックスしましょう”と笑顔で声をかけてくれたので、安心して受けられました」と話していました。 指導する柴田健雄講師は、「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户の影響で3年ぶりのフィールドワーク再開となりましたが、学生たちの表情や対応が変化していく様子を見て、対面による学びの大切さをあらためて感じています。運動機能分析器の測定では、測定者がタイミングを取りやすいように一緒に立ったり座ったりするなど、学生たちは正しく測定できる方法を考え、工夫していました。測定機器の使用方法はもちろん、コミュニケーションの取り方や健康指導の方法などを実践的に学ぶとともに、健康運動指導士、サプリメントアドバイザー、社会福祉士といった資格取得など、自分が将来、どのように地域住民の健康増進に関わっていけるかを考える機会にもなったと思います」と話していました。