教養学部芸術学科デザイン学課程の学生たちがデザインした「ベジタマもなか」の皮にじゃがいももちを挟んだデザートが、5月11日から26日まで平塚市内の小学校全28校の給食で提供されています。本学が文部科学省「地(知)の拠点整備事業」の採択を受けて取り組んでいるTo-Collaboプログラムの大学推進プロジェクト「地域デザイン計画 ブランド創造事業」による活動の一環で、昨年度、平塚市と協力して地産地消を味わうオリジナルのもなかを開発する「ベジタマもなかプロジェクト」を発足。学生たちは、過去に本課程の学生がデザインした平塚産農産物PRキャラクターの「ベジ太」と平塚市の漁業PRキャラクター「ひらつかタマ三郎」を用いたもなかの皮を完成させました。もなかを生かした地産地消の普及と給食での活用に向けて、3月に平塚市立松延小学校の給食で水ようかんを挟んだ「ベジタマもなか」を提供したところ児童に好評だったことから、今回市内の全小学校で活用されることになりました。
5月18日の崇善小学校の給食には、ベジ太とタマ三郎も来校し、平塚市の職員が紙芝居でベジ太とタマ三郎や、もなかが完成するまでの行程を紹介し、「ベジタマもなかは平塚産のもち米を使っています。精米した米を粉にし、蒸し器で蒸したあと、餅つき機で約20分かけてつきあげます。その後、薄くのばして機械で焼いていくともなかの完成です。出来上がるまでに2日間もかかります。ぜひ味わって食べてください」と話しました。児童たちは、「サクっとしたもなかの中にもちもちしたじゃがいももちが入っていて、これまで食べたことのない食感」「じゃがいももちが甘辛く、みたらし団子のような味。あんこが入ったもなかは食べたことがありますが、これは新しくておいしい」と笑顔で話していました。