教養学部芸術学科デザイン学課程では8月21日から9月末まで、神奈川県相模原市?ユニコムプラザさがみはらで「つりかわ展」を開催しています。この展示会は、大学の教育成果を市民に紹介するとともに、学生たちの施設利用を促進することを目指して、本学と包括連携協定を結ぶ相模原市のユニコムプラザさがみはらと協力して実施したものです。同施設は、bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户地域連携センターが開講する「生涯学習講座」の会場としても協力を得ていますが、本課程による展覧会は今回が初めてです。
今回は、本課程の春学期開講科目「エンターテイメントデザイン実習」(担当教員=池村明生教授)の履修学生20名がデザインした電車やバスのつり革20作品をロビーラウンジに展示。その時の気分を表せるよう喜怒哀楽を示すマークがついた「感情線」、愛媛県のPRを目的にみかんゼリーを吊るした「ちゅうちゅうトレイン」、動物園行きのバスを想定して動物の顔を模したつり革「きょろきょろANIMALS」など、個性豊かな作品が並びました。池村教授は、「移動を目的としたバスや電車の車内で、退屈する人は多いはず。そういった状況を変えようと、遊園地行きのモノレールにはキャラクターを模したつり革や、1車両に一つだけ形の違うつり革を下げるなど、近年つり革は企業と乗客をつなぐコミュニケーションツールになっています。展覧会を通して、こうした身近にあるマイナスの要素を変えるために“エンターテイメント”があるということを、学生や市民の方々に知ってもらえれば」と語りました。