芸術学科音楽学課程4年生の小檜山翔也さんが日本奏楽コンクールで受賞しました

2024年8月11日(日)に東京都品川区立五反田文化センター、音楽ホールにて開催された第6回日本奏楽コンクールの管楽器部門?大学の部にて、芸術学科音楽学課程4年生の小檜山翔也さんがフルートで出場し、第2位を受賞しました。

同コンクールは日本奏楽コンクール審査委員会主催(後援:一般社団法人 日本弦楽指導者教会、協賛:東京ピアノコンクール)で、「音楽文化の振興と普及に寄与し、幅広い年齢層から優れた才能の発掘と育成を図ること」を目的に平成30年(2018年)創設以後毎年1回開催されている音楽コンクールです。ピアノ部門、ピアノ協奏曲部門、声楽部門、弦楽器部門、管楽器部門、アンサンブル部門、アマチュア部門から構成されており、東北、北海道、関西、関東各地での予選を経て、本選審査会は東京で開催されます。

小檜山さんは音楽学課程で教員資格取得に向けて学ぶとともにフルートのレッスンも受けており、吹奏楽研究会にも所属していて、日々音楽の学びを続けています。受賞に際し、以下のように取組と今後の抱負を表現しています。

「参加曲目はドップラー作曲《ハンガリー田園幻想曲》でした。原曲はオーケストラ伴奏で、哀愁を帯びた序奏から始まり自由闊達な中間部、そして舞踏的リズムが使われている華やかなフィナーレからなる3部構成の曲となっています。私が特に意識したのはピアノ(弱音)の演奏表現でした。たとえ同じピアノであっても違う味を出したい。それを聴く人に伝えたい。日々追求し『平坦』や『小さい』、『遠く』と、無限にある表現の幅広さを練習の中で何度も実感しました。本番では各場面にあったイメージを瞑想的に演奏することができたと自負しています。

同コンクールの管楽器部門一般の部に出場していた知人の演奏は、楽器から鳴る音だけではなく、ホール一帯の空気感ごと作られているのを肌で感じました。この感覚を得られたことと、自分に欠けているものが明確に感じられたことは大きな成果であったと思います。今後も日々貪欲に音楽やフルートと向き合っていきたいと思います。」