教育研究上の目的及び養成する人材像
教養学部芸術学科美術学課程の教育研究上の目的は、大学?学部の教育目的に沿って多様化する現代社会で求められる美的感性と創造力?応用力?行動力を連関させ、様々な場面に対応する実践力と幅広い視野、柔軟な思考を併せ持つ人材を養成することです。
3つのポリシー
1ディプロマ?ポリシー
教養学部芸術学科美術学課程では、以下の能力を備えたと認められる者に「学士(教養学)」を授与します。
知識?理解
人文、社会、自然科学に関わる広い視野からの、美術分野に関する知識と理解。
汎用的技能
変化する現代社会の状況を理解し、修得した美術分野の技能を柔軟に生かす能力。
態度?志向性
問題発見?解決に向けて自らの社会的役割を自覚し、美的感性とそれを踏まえた上での創造力や応用力を生かして行動しようとする姿勢。
2カリキュラム?ポリシー
教養学部芸術学科美術学課程が定めるディプロマ?ポリシーに基づき、以下に示す教育課程を編成し、実施します。
教育課程?学修成果
美術学課程の教育方針として、制作と教育の両面から考えることを基本に科目を編成し、人文、社会、自然科学に関わる広い視野からの、美術分野に関する知識の習得や理解を目的としています。1年次には、「基礎デッサン」や「美術史基礎」など美術の基本を学ぶことを目的とした必修科目が設定されています。また、専門科目として、「グラン?デッサン」や「古典絵画技法」、「木彫」などの実技系科目。講義系科目に「東洋?西洋美術史概説」、「解剖学」、「芸術哲学」などが置かれ、制作?理論ともに基礎から応用、発展的な内容へ段階的に学べるように科目が構成されています。
学修成果の評価方法
美術学課程のディプロマ?ポリシーに示されている「知識?理解」「汎用的技能」「態度?志向性」に関して、修得単位数?GPA による分析評価、授業についてのアンケート等を用いた学生による自己評価により、学修成果の評価を行っています。その集計結果は、FD 活動等をとおして教育の質向上のための PDCA サイクルにつなげています。
3アドミッションポリシー
求める学生像
教養学部芸術学科美術学課程の教育目標を理解し、この目標を達成するために自ら学ぶ意欲を持った人材。及びディプロマ?ポリシーで求められている能力を、身につけられると期待できる基礎学力を十分有する人材。
入学者にもとめる知識?技能?思考力?判断力?表現力?態度
(1) 知識?技能
英語では、高校の英語の科目の履修を通して英語の文章理解力、表現力、コミュニケーション能力を身に付けておくことが望ましい。
国語では、高校での国語の履修を通して日本語の文章理解力、表現力、コミュニケーション能力を身に付けておくことが望ましい。
社会では、高校での社会(世界史、日本史、地理、政治?経済、倫理、現代社会)の科目の中から選択し、個々の項目の内容を理解していることが望ましい。
(2)思考力?判断力?表現力
多様化する現代社会で求められる美的感性。それに基づく創造力と応用力、および総合的な判断力。それらについての発信が期待できること。
(3)主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
多様な価値観を理解し、友好な人間関係を築くことができること。また、教育研究上の目的を達成するために、自ら学ぶ意欲を持つことが期待できること。