教養学部芸術学科3年次生の河合元さんが、10月20日に神奈川県中井町の中井中央公園で開催された「美?緑なかいフェスティバル」のポスターをデザインしました。中井町の魅力を発信するとともに、町民をはじめ参加者相互のふれあいを深める場として毎年開催されている同町最大のイベントです。2022年度から本学科がポスターデザインの依頼を受けており、今年度は本学科の開講科目「ラボラトリートライアルA(地域連携型アート&デザインプロジェクト)」(指導教員=池村明生教授、熊谷慶助教)を履修する学生7名がデザインを提案。中井町役場の担当者による選考を経て、河合さんの作品が採用されました。
イベントの会場となった公園をメーンに据えたポスターは、カラフルなイベント名を中心に、中井町のキャラクター「なかまる」や町の鳥に指定されているシラサギが園内で楽しく過ごしているポップなデザインに仕上がりました。河合さんは、「フェスティバルのポスターなので、明るく楽しい雰囲気を出すにはどうすればいいかを意識しました。なかまる以外の絵柄はすべて自分で作成して組み合わせ、どんどん出来上がっていく過程はとても楽しかった」と笑顔で振り返ります。
10月18日には同町の戸村裕司町長らが湘南キャンパスを訪問し、刷り上がったポスターが河合さんに手渡されました。戸村町長は、「ポップなフォントにシンメトリーのデザインはとても目を引き、中井町ならではの要素が各所に散りばめられているところに心惹かれました。芸術学科の学生さんにデザインしていただくのは今回で3回目になりますが、年々中井町のことをよく理解してくれているように感じます。学びの成果を発揮する機会にもなると思うので、今後もさまざまな形で連携していけるとうれしい」と話しました。