教養学部国際学科の卒業生がロンドン大学大学院に進学します

教養学部国際学科を今年の3月に卒業した飯田夏木さんが、9月からロンドン大学(ロンドン?スクール?オブ?エコノミクス?アンド?ポリティカル?サイエンス=LSE)大学院の修士課程に進学します。7月には、日本学生支援機構の大学院学位取得型奨学金の選考に合格。渡英に向けて準備を進めています。

飯田さんは付属相模高校中等部と同高の出身。中学生のときから「好きな英語を生かした仕事に就きたい」と考えていたこともあり、大学では迷わず国際学科に進学しました。「海外でさまざまな経験を積んだ先生方から多くの刺激を受けた」という飯田さんは、1年次生のときから、同学科が授業として実施しているブラジルやカンボジアでのスタディーツアーに参加。水資源確保の難しさや格差社会など各国がかかえる多様な問題に直面し、日本での自分の生活との違いに衝撃を受けて、「地球の住人の一人として国際問題に取り組みたい」と考えるようになったといいます。

2年次生の秋から1年間、交換留学生としてイギリス?エセックス大学で国際関係論、国際開発、欧州政治、フランス語を履修。修了と同時にLSEのサマースクールに参加し、2カ月間、国際関係学と経済学を学びました。また、4年次生の夏には一般財団法人国際教育振興会主催の「第67回日米学生会議」に参加。「エコハザードと資源の持続可能性」の分科会に所属し、日米の学生らと3週間にわたって調査や議論を行い、成果を発表しました。さらに、8月にはアメリカ?ワシントンD.C.で、世界各国から学生が集まる3カ月間のインターンシップに参加。アメリカ合衆国国際開発庁(USAID)の業務を請け負う開発コンサルタント会社に配属されて水資源確保などの技術開発に対する補助金関連業務を担当し、期間中に行われたオランダ?アムステルダムでの技術説明会にも出席しました。

「さまざまな国の学生と生活や学習をともにする中で、文化や習慣の違いを感じることもあった」という飯田さん。「皆が気持ちよく過ごすために、互いに尊重し合いながら自分の意見をしっかり伝え、ディスカッションしながら問題を解決してきました。インターンシップでは、母として妻として家庭を大切にしながらプロフェッショナルに働く女性に出会い、感銘を受けました。多くの人とつながりができたことも収穫です」と振り返ります。

「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户は、チャレンジしようとする学生を後押ししてくれます。後輩の皆さんには、『自分にはハードルが高い』と思ったことにこそ挑戦してほしい。私も大学での学びや先生方からいただいた言葉を宝に、LSEで1年間、しっかりと学んできたいと思います」と抱負を話していました。

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